構想とデザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 09:56 UTC 版)
蒼真は悪魔城ドラキュラシリーズのゲームボーイアドバンス第3作『キャッスルヴァニア 〜暁月の円舞曲〜』で初めて登場した。彼は、その前作『キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲』から悪魔城ドラキュラシリーズ制作のプロデューサーを務めた五十嵐孝司による、未来的な設定でシリーズの「別のルート」を試す試みの一部として作られた。蒼真のキャラクターデザインを手掛けた小島文美は、かつて『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』と『キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲』のキャラクターイラストを手がけたことがある。小島の絵は、黒を基調としたゴシック調で、美少年風の絵の要素を多用しているが、五十嵐の「(今までと)異なる路線」のモチーフを維持しながら、シリーズの過去作におけるキャラクターの衣装は中世モチーフだったのに対し、蒼真の衣装はより現代的なデザインが施された。 『暁月の円舞曲』の続編である『蒼月の十字架』に蒼真が登場したのは、『蒼月の十字架』を作った主な動機の1つとして他のゲームに来須蒼真を登場させることがあったからだと五十嵐は語った。五十嵐は『悪魔城ドラキュラ 闇の呪印』のキャラクターデザインに集中してほしいと思い、小島文美を『蒼月の十字架』制作チームには入れなかった。五十嵐はニンテンドーDSのターゲット層がシリーズ過去作のプラットフォームのターゲット層よりもかなり若いと感じており、より単純なアニメ風デザインでターゲット層への訴求を図りたいと考え、今後のシリーズに向けた実験の意味もかねて、蒼真をはじめとするキャラクターのデザインをアニメ風にするよう指示を出した。
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