概要・駅名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 04:22 UTC 版)
2008年に開業した、明知線で最も新しい駅で、無人駅。新駅周辺に商業施設が集中していることから、利便性向上を目的として設置された(「駅周辺」参照)。駅名は公募に寄せられた案のうち、駅所在地付近の字名と、駅近くに鎌倉時代から南北朝時代にかけて存在した寺院「極楽寺」に由来して決められた。極楽寺駅や極楽橋駅は他の鉄道で先例があったが、極楽駅は日本初であることも理由であった。 仏教において浄土を意味する縁起が良い駅名であることから、駅自体を目的に訪れたり、硬券の切符を買い求めたりする旅行者も多い。極楽行き切符購入者は年4千~5千人、盛時は1万9千人にも達した。プラットホームには地蔵菩薩像や、地元岩村藩出身の儒者・佐藤一斎の『言志四録』の一文を刻んだ碑文などが置かれている。 駅舎に極楽駅らしさが足りないという声を受けて改修され、2019年12月23日に完成式が開かれた。觔斗雲をいただいたベンチ付き待合所、後光が差すように写真撮影できるスポットが置かれた。費用には岐阜県地方鉄道利用促進事業による補助(約350万円)のほか、クラウドファンディングによる寄付金(12月23日時点で約325万円)が充てられた。 建設費は約2160万円。地元岐阜県に本社があるスーパーマーケットのバローから1,080万円(費用の半額に相当する)の寄付金が寄せられた。
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