楽曲の形式
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楽曲は32小節の旋律から成っており、A-A-B-Aの形式をとっている。演奏は、中間的な速度で行なわれる。
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楽曲の形式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 21:48 UTC 版)
作品タイトルにある「ルシャン」(Rechant、再歌)とは、「シャン」(Chant、歌)と対をなす言葉で、同じ言葉や音楽が繰り返し登場する「リフレイン(フランス語ではルフラン)」の古語である。16世紀頃には、ルシャンとシャンを交互に配置する形式の音楽が作られており、その一つであるクロード・ル・ジュヌ作曲の『春』(Le printemps)を、メシアンは「音楽史上最大の傑作の一つ」と高く評価し、研究の対象にするとともに大学の講義でも取り上げていた。 『5つのルシャン』は、ル・ジュヌの『春』に対するオマージュとして、この古い音楽の形式が踏まえられている。ただし、メシアンはシャンのことを「ク―プレ」(couplet)と呼んでいるので、「ルシャンとシャン」ではなく「ルシャンとクープレ」が交替する形となっている。 また、ル・ジュヌのシャンは繰り返すごとに歌詞を変えているが、メシアンのクープレは繰り返しても歌詞は変わらず、音楽に新しい要素が追加されることで複雑さが増すようになっている。 『5つのルシャン』を構成する5つの曲は、全てコーダがあり、第1、3、5曲には序奏がついている。ルシャン、ク―プレ、序奏、コーダの組み合わせ方は、次に示すように、曲によってすべて異なっている。なお、最後の第5曲のみ、「ルシャン」と「クープレ」が交互にならないアーチ型の構成になっている。 第1曲 序奏 ルシャン クープレ ルシャン クープレ ルシャン コーダ 第2曲 クープレ ルシャン クープレ ルシャン コーダ 第3曲 序奏 クープレ ルシャン クープレ ルシャン クープレ コーダ 第4曲 ルシャン クープレ ルシャン クープレ ルシャン クープレ ルシャン コーダ 第5曲 序奏 クープレ ルシャン ルシャン クープレ コーダ
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