桜ヶ丘住宅地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 08:04 UTC 版)
「桜ヶ丘 (多摩市)」も参照 1962年4月10日、京王桜ヶ丘住宅地の分譲を開始した。開発当時は京王桜ヶ丘団地と呼ばれた。京王電車が沿線各地に造成した団地のなかで最高級のものであった。丘陵約25万坪、76万平方メートル余の広さであった。1956年9月に用地買収を始め、1960年3月に工事に着手し、1962年4月に第1期分譲を始めた。1966年の第7期分譲まで約2千区画を造成して売り出し、その後の増加分を含め1972年7月に完売した。 かつて1990年代に大型施設ヴィーダ聖蹟桜ヶ丘を開発した住宅・都市整備公団(現UR都市機構)は、当地について「豊かな自然と歴史・文化、閑静な住宅街と華やかな駅前の魅力を併せもつ聖蹟桜ヶ丘は、京王沿線のイメージリーダーとして今、最も注目されている街の一つです」と喧伝していた。しかし、2013年時点で、駅周辺に広大な空き地があり、また空き施設も多く、街の活性化が必要な状況に陥っている。また、1960年代に京王沿線随一の高級分譲地を目指して、急な登り坂の上に開発された桜ヶ丘住宅地は、2020年現在までに住民の高齢化が進み、老人には急坂を登るのがつらいという理由で転居が相次ぎ、このままではゴーストタウンになってしまうと指摘されている。
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