栽培の試み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/06 09:43 UTC 版)
マツ林の林床の有機物層を除去し、木炭や黒土を土壌に加えることで、ショウロの新たな発生(ないしは子実体発生量の増加)を誘導する試みが行われている。 クロマツの若齢林(23年生)を対象に10m四方の方形区を50区設定し、砂が露出する程度まで腐植層を除去した後、各区に長さ3m・深さおよび幅25cmの溝を設け、その溝の内部に粉炭を厚さ10cmに敷き詰めた後に埋め戻し、さらに、林内の下層植生の狩り払いと林床の腐植層除去とを年二回行ったところ、炭の埋め込みを行った翌年1月からショウロの発生が確認され、その後の約一年間では、50の試験区全体で2016個(生重7332g)の発生が認められたという。 2016年からは、鳥取県の鳥取砂丘(鳥取市)、北条砂丘(北栄町)にて、鳥取県、鳥取大学、地元住民らにより、ショウロの栽培に取り組むプロジェクトが進められている。
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