栽培の要領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 17:14 UTC 版)
肉付きの良いエビイモを生産するには、肥沃な透水性のある適度な湿度が保たれる土壌であることが望ましい。また種芋の大きさは、40-80グラム(大きさは揃える)が良い。10アールあたりでの種芋の数は、800-900個必要である。 栽培上重要なことは、施肥の量と時期である。エビイモは肥料障害を受けやすいため、植え付け時の決定は土壌の水分状態を見て行い、植え付けは雨降直後の土が充分湿気を保っている時が良い。土が乾燥気味の時は、2週間前に施した肥料でも障害が出る場合があり、したがって乾燥しているときは、灌水する必要がある。灌水不可能な場合は、元肥を種芋の下に施さないで株間に施すように留意する。追肥を施す場合でも、細心の注意と工夫が必要で、例えば追肥を4回に分施するのも肥料障害回避のためである。 その他の特記すべき点に摘葉・摘茎があり、子芋の肥大に欠かせない作業のひとつである。親芋の茎葉を除くことによって、親芋の葉の先端が湾曲して十分展開しなくなり、これが子芋の肥大に好影響を及ぼす。
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