株式会社阪急阪神百貨店へ
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「阪神百貨店」の記事における「株式会社阪急阪神百貨店へ」の解説
1937年1月22日に設立された初代株式会社阪神百貨店は戦時体制の強化に伴って百貨店の開業が出来なかった為消滅し、1957年4月17日に2代目の株式会社阪神百貨店が改めて設立し直され、本格的な百貨店を開業している。 1966年12月に株式額面変更のため、1947年6月30日設立の企業が存続企業となって2代目の株式会社阪神百貨店を吸収合併して3代目の株式会社阪神百貨店となり、1967年10月30日に大阪証券取引所第二部に上場し、1969年2月からは第一部に上場していたが、グループの再編に伴い、2005年10月1日付けで阪神百貨店株1に対し阪神電気鉄道株1.80が割り当てられた株式交換によって阪神電気鉄道の完全子会社化されることになり、2005年9月27日に上場廃止された。(従来は電鉄が発行済み株式の52.4%を保有) この上場廃止日に村上世彰が率いるM&Aコンサルティング(村上ファンド)が阪神百貨店の株式18.19%を保有していることが判明し、他の株式と同様に阪神電気鉄道株式に交換されて村上ファンドがもつ阪神電気鉄道の持ち株比率が38.1%となったため、阪急ホールディングス(現・阪急阪神ホールディングス)がホワイトナイトとして村上ファンドが所有していた阪神電気鉄道の全株を取得し、一般の株主から買収した分を合わせると、電鉄の発行済株式の64.76%を保有することとなり、電鉄は阪急ホールディングスの子会社となった。 そのため、同じ阪急阪神東宝グループの阪急百貨店と提携の検討が阪急阪神ホールディングスの統合後からされて、2007年10月1日に阪急百貨店と経営統合してエイチ・ツー・オー リテイリングの完全子会社へ移行した。 そして、百貨店の運営会社を1社に統合するため2008年10月1日に株式会社阪急百貨店が株式会社阪神百貨店を吸収合併して商号を株式会社阪急阪神百貨店へ変更し、株式会社阪神百貨店は消滅した。
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