架空の百科事典として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 02:35 UTC 版)
「機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS」の記事における「架空の百科事典として」の解説
この刊行物は、宇宙世紀世界に生きる一人の学者ミナカ・ユンカース (Minaka Junkers) が機動兵器モビルスーツなど軍事にまつわる事項を中心に記して、U.C.0100年に刊行した架空の百科事典、それがさらに正暦時代にマウンテンサイクルで発掘され、修復・解読されて刊行されたという、体裁を借りている。作品世界内の設定や歴史などを、宇宙世紀世界に生きる人物の視点から解説している。そのため、『機動戦士ガンダム』のTV版のみに登場した「Gファイター」に関しても「TV版に登場」という記述ではなく、「異説」として扱われている。これはサンライズが劇場版の方を正史と見なすことの多いことからで、他にも劇場版とTV版の差異に関しては、TV版での描写・設定を「異説」として記述している。シャア・アズナブルによるガルマ・ザビ謀殺やキシリア・ザビ殺害についても「確実視されている」や「有力な説」という形で記述されている。 冒頭には富野由悠季による2つの序文が掲載されている。本人名義の「序 出版を祝す」と黒歴史提唱者 ヨック・ワック・オニモット (Yokk Wakk Onimott) 名義の「考証学《黒歴史論》」で、後者は正暦時代の学者オニモットがマウンテンサイクルで発掘したユンカース著の百科事典を修復・解読し、正暦2001年に刊行した本の序文の体裁で書かれている。 『GUNDAM OFFICIALS』と同様の形式の著作物として『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』文庫版に収録の「人類の新しい『文明』状況と宇宙居住者にとっての『文化』」(U.C.0105年のミナカ・ユンカース講演録の形式)や『評伝シャア・アズナブル -《赤い彗星》の軌跡-』上下巻(皆川ゆか著)がある。
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