東アラブ古典音楽で使われるマカームとは? わかりやすく解説

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東アラブ古典音楽で使われるマカーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/08 14:55 UTC 版)

マカーム」の記事における「東アラブ古典音楽で使われるマカーム」の解説

ここでは、1/4フラット半音ではなく1/4音さげる)をq、1/4シャープ半音ではなく1/4音あげる)を+と表記する主音メロディ・曲・旋律最後の音、終わりの音)が非常に重要であり、演奏家絶対にこれを間違えてはいけない。これを間違えると違うマカームになってしまう。また、主音からはじまる第1ジンス(最初のジンス)も重要で、この第1ジンスが大体の場合そのマカームの肝である。 ヤガーフヤガーフ(イェカー) - ペルシャ語で「第1度」の意。「音階風に説明すると、G,A,Bq,C,D,E,F+,G。 (G,A,Bq,C;ラースト)+(D,E,F#,G;チャハールガーフ),(D,E,F+,G;ラースト)+(G,A,Bq,C;ラースト)+(D,Eb,F#,G;ヒジャーズィー)/(G,F,Eq,D;バヤーティー)+(C,Bb,A,G;ブーサーリク)+(G,F,Eq,D,C;ラースト),(G,F,Eq,D;バヤーティー)+(C,Bq,A,G;ラースト) シャット・アラバーン(シュドアラバーン)「音階風に説明すると、G,Ab,B,C,D,Eb,F#,G。(G,Ab,B,C,D)+(D,Eb,F#,G)。ジンス構成ヒジャーズ+ヒジャーズ出発音をGに変えたマカーム・ヒジャーズカールの移調形。 ラーバット・ファザー ディルカスィーダー ファラハ・ファザー「音階風に説明すると、G,A,Bb,C,D,Eb,F,G。(G,A,Bb,C,D)+(D,Eb,F,G)。ジンス構成はニハーワンド+クルディー。出発音をGに変えたマカーム・ニハーワンドの移調形とも説明される。ただ、ニハーワンドと違ってアジャムトリコルド(Bb,C,D)が旋律中に現れてくるなどの特徴をもつため単にニハーワンドの移調とは言えない。違うマカームである。(G,A,Bb,C;ニハーワンド)+(Bb,C,D;アジャム)+(D,Eb,F,G;クルディー) スルターニー・ヤガーフ(スルターニー・イェカー)「音階風に説明すると、G,A,Bb,C,D,Eb,F#,G。(G,A,Bb,C)+(D,Eb,F#,G)。ジンス構成はニハーワンド+ヒジャーズ出発音をGに変えたマカーム・ニハーワンドの移調形。 フサイニー・ウシャイラーン(ホセイニー・アシラーン)フサイニー・ウシャイラーン「音階風に説明すると、A,Bq,C,D,Eq,F,G,A。(A,Bq,C,D)+(D,Eq,F,G,A)? バヤーティー・ウシャイラーン ヒジャージー・ウシャイラーン「音階風に説明すると、A,Bq,C,D,Eb,F#,G,A。(A,Bq,C,D)+(D,Eb,F#,G,A)? ブサーリク・ウシャイラーン シャウキ・タラブ ニフフト スージディル「音階風に説明すると、A,Bb,C#,D,E,F,G#,A。(A,Bb,C#,D)+(D,E,F,G#,A)。 また(A,Bb,C#,D,E)+(E,F,G#,A)で、出発音をAに変えたマカーム・ヒジャーズカールの移調形とも言う。 アジャム・ウシャイラーンアジャム・ウシャイラーン(アージャーム・アシーラーン)「音階風に説明すると、Bb,C,D,Eb,F,G,A,Bb タルズ・ジャディード - 「新タルズ」 シャウキ・アフザー(シュークアフザ)「音階風に説明すると、Bb,C,D,Eb,F,Gb,A,Bb シャウキ・アーウィル イラクイラーク(アラク)「音階風に説明すると、Bq,C,D,Eq,F,G,A,Bq。(Bq,C,D)+(D,Eq,F,G)+(G,A,Bq)。 (Bq,C,D;スィガーフ on Bq)+(D,Eq,F,G;バヤーティー on D)+(G,A,Bq,C,D;ラースト on G),(Bq,C,D;スィガーフ on Bq)+(D,Eq,F,G,A;バヤーティー on D),(Eq,F,G,A,Bq;スィガーフ on Eq)/(Bq,A,G,F,Eq;スィガーフ on Eq)+(D,C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F,Eq,D;バヤーティー on D)+(D,C,Bq;スィガーフ on Bq) イラークという名前はサフィー・アッディーンの論文にも現れるBq移調されたマカーム・スィカーフとも アウジュ ファラハナーク「音階風に説明すると、Bq,C,D,E,F#,G,A,Bq。(Bq,C,D)+(D,E,F#,G)+(G,A,Bq)。 ディルカシュ・ハーウラーン バスター・イスファハーン ラーバット・アルアルワー(ラーハット・アルワ)「音階風に説明すると、Bq,C,D,Eb,F#,G,A,Bq。(Bq,C,D)+(D,Eb,F#,G)+(G,A,Bq)。 (Bq,C,D;スィガーフ on Bq)+(D,Eb,F#,G;ヒジャーズィー on D)+(G,A,Bq,C,D;ラースト on G)+(D,Eb,F#,G,A;ヒジャーズィー on D)/(A,G,F#,Eb,D;ヒジャーズィー on D),(A,G,F,Eq,D;バヤーティー on D)+(D,C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F#,Eb,D;ヒジャーズィー on D)+(D,C,Bq;スィガーフ on Bq) Bq移調されたマカーム・フッザームとも バスター・ニガール(ブスタニカル、ベステニカルとも)「音階風に説明すると、Bq,C,D,Eq,F,Gb,A,Bb。 (Bq,C,D;スィガーフ on Bq)+(D,Eq,F,Gb,A;サバー on D)+(A,Bb,C,D;クルディー on A),(G,A,Bq,C,D;ラースト on G)+(D,Eq,F,Gb,A;サバー on D)/(A,Gb,F,Eq,D;サバー on D)+(D,C,Bb,A;クルディー on A)+(A,Gb,F,Eq,D;サバー on D)+(D,C,Bq;スィガーフ on Bq) ラウナク・ヌマー アウジュ・アーラー ラーストラースト「音階風に説明すると、C,D,Eq,F,G,A,Bq,C。(C,D,Eq,F,G)+(G,A,Bq,C)。 上行形(C,D,Eq,F,G;ラースト)+(G,A,Bq,C;ラースト)/下降形(C,Bb,A,G;ナハーワンド)+(G,F,Eq,D,C;ラースト)とも。 ジンス構成。第1ジンス(C,D,Eq,F,G;ラースト on C),(Eq,F,G;シガーフ on Eq)+第2ジンス(G,A,Bq,C;ラースト on G)+第3ジンス(C,D,Eq,F,G;ラースト on C)+第4ジンス(G,A,Bq,C;ラースト on G)/第4ジンス(C,Bq,A,G;ラースト on G)+第3ジンス(G,F,Eq,D,C;ラースト on C)+第2ジンス(C,Bq,A,G;ラースト on G),(C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+第1ジンス(G,F,Eq,D,C;ラースト on C) ラーストはサフィー・アッディーンの論文にも現れる古典的アカデミックな雰囲気。 ラースト・カビール - 「大ラースト」 ナイルーズ・ラースト単にナイルーズとも。ラースト含まれるとも言う。 「音階風に説明すると、C,D,Eq,F,G,Aq,Bb,C。(C,D,Eq,F,G)+(G,Aq,Bb,C)。ラースト+バヤーティー。 ラースト・ジャディード - 「新ラースト」 ラハーウィー - この名前はサフィー・アッディーンの論文にも現れる。 スージナーク(スーズナーク、スージナックとも)「音階風に説明すると、C,D,Eq,F,G,Ab,B,C。(C,D,Eq,F,G)+(G,Ab,B,C)。 マカーム・ラーストに似ているラースト含まれるラースト変化形とも。 (C,D,Eq,F,G;ラースト on C)+(G,Ab,B,C;ヒジャーズィー on G)+(C,D,Eb,F,G;ブーサーリク on C)+(G,Ab,B;ヒジャーズィー on G)/(B,Ab,G;ヒジャーズィー on G)+(G,F,Eq,D,C;ラースト on C)+(C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F,Eq,D,C;ラースト on C) スージディル・アーラー「音階風に説明すると、C,D,Eq,F,G,A,Bb,C?。(C,D,Eq,F)+(F,G,A,Bb,C)?。 ブズルグ(ブズルク) - この名前はサフィー・アッディーンの論文にも現れる。 サーズカール(C,D#,Eq,F,G;サーズカール)+(G,A,Bq,C;ラースト)+(C,D,Eq,F;ラースト)+(F,G,A,Bb;チャハールガーフ)/(Bb,A,G,F;チャハールガーフ)+(F,Eq,D,C;ラースト)+(C,Bb,A,G;ブーサーリク)+(G,F,Eq,D,C;ラースト),(G,F,Eq,D#,C;サーズカール) バサンディーダー ナグリーズ(ニクリーズ、ナクリーズとも)「音階風に説明すると、C,D,Eb,F#,G,A,Bb,C。(C,D,Eb,F#,G)+(G,A,Bb,C)。 (C,D,Eb,F#,G;ナグリーズ on C)+(G,A,Bb,C;ブーサーリク on G)+(C,D,Eb,F#,G;ナグリーズ on C)+(G,A,Bb;ブーサーリク on G)/(Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F#,Eb,D,C;ナグリーズ on C)+(C,Bq,A,G;ラースト on G)+(G,F#,Eb,D,C;ナグリーズ on C) タルズ・ナウィーン「音階風に説明すると、C,Db,Eb,F,Gb,A,Bb,C。(C,Db,Eb,F)+(F,Gb,A,Bb,C)。 (C,Db,Eb,F;クルディー)+(F,Gb,A,Bb,C;ヒジャーズィー)+(C,Db,E,F;ヒジャーズィー)+(F,G,Ab,Bb;ニハーワンド)/(Bb,A,Gb,F;ヒジャーズィー)+(F,Eb,Db,C;クルディー)+(C,Bb,A,Gb,F;ヒジャーズィー)+(F,Eb,Db,C;クルディー) マーフール「音階風に説明すると、C,D,Eq,F,G,A,B,C。(C,D,Eq,F,G)+(G,A,B,C)。 上行形(C,D,Eq,F,G;ラースト)+(G,A,B,C;アジャム)/下降形(C,Bb,A,G;ナハーワンド)+(G,F,Eq,D,C;ラースト)とも。 (C,D,Eq,F,G;ラースト)+(G,A,B,C;チャハールガーフ)+(C,D,Eq,F,G;ラースト)+(G,A,B;チャハールガーフ)/(B,A,G;チャハールガーフ)+(G,F,Eq,D,C;ラースト)+(C,B,Ab,Gヒジャーズィー;),(C,Bb,A,G;ブーサーリク)+(G,F,E,D,C;チャハールガーフ),(G,F#,Eb,D,C;ナグリーズ),(G,F,Eq,D,C;ラースト) ザーウィル ディル・ニスィーン ニハーワンド(ナハワンド、ニハーウェンド、ニハーヴァンド、ナハーヴァンドとも)上行形(C,D,Eb,F,G;ニハーワンド)+(G,Ab,B,C;ヒジャーズ)/下降形(C,Bb,Ab,G;クルディー)+(G,F,Eb,D,C;ニハーワンド)という風に説明される西洋古典音楽短調説明されることもある;ちなみに短調違って「悲しい雰囲気」とされていない。 (C,D,Eb,F;ニハーワンド on C)+(F,G,Ab,Bb,C;ニハーワンド on F)+(C,D,Eb,F;ニハーワンド on C)+(F,G,Ab,Bb;ニハーワンド on F)/(Bb,Ab,G,F;ニハーワンド on F)+(F,Eb,D,C;ニハーワンド on C)+(C,B,Ab,G;ヒジャーズィー on G),(C,B,Ab,G,F;ナグリーズ on F),(C,Bb,Ab,G,F;ニハーワンド on F)+(F,Eb,D,C;ニハーワンド on C) ニハーワンド・カビール - 「大ニハーワンド」 ニハーワンド・ルーミー - 「ローマのニハーワンド」 ニハーワンド・ムラッサスンブラーSunblahとも。「音階風に説明すると、C,D,Eb,F,Gb,A,Bb,C。(C,D,Eb,F;ニハーワンド)+(F,Gb,A,Bb;ヒジャーズ)+C。 ナウアシュウル(ナワサル、ナワ・アサル、ナウアシュルとも)「音階風に説明すると、C,D,Eb,F#,G,Ab,B,C。(C,D,Eb,F#,G)+(G,Ab,B,C)。 最初の3音(C,D,Eb)が部分的なニハーワンド・テトラコードであることに注目。さらに第2音(D)半音低い以外は、マカーム・アサルクルドに似ている。 (C,D,Eb,F#,G;ナウアシュル on C)+(G,Ab,B,C;ヒジャーズィー on G)+(C,D,Eb,F#,G;ナウアシュル on C)+(G,Ab,B;ヒジャーズィー on G)/(B,Ab,G;ヒジャーズィー on G)+(G,F#,Eb,D,C;ナウアシュル on C)+(C,B,Ab,G;ヒジャーズィー on G)+(G,F#,Eb,D,C;ナウアシュル on C) ハヤーン ヒジャーズカール(ヒジャーズカル)「音階風に説明すると、C,Db,E,F,G,Ab,B,C。(C,Db,E,F,G)+(G,Ab,B,C)。 (C,Db,E,F,G;ヒジャーズィー on C)+(G,Ab,B,C;ヒジャズィー on G)+(C,Db,E,F,G;ヒジャーズィー on C),(C,D,Eb,F,G;ニハーワンド on C)+(G,Ab,B;ヒジャーズィー on G)/(B,Ab,G;ヒジャーズィー on G)+(G,F,E,Db,C;ヒジャーズィー on C)+(C,B,Ab,G;ヒジャーズィー on G),(C,Bb,Ab,G,F;ニハーワンド on F)+(G,F,E,Db,C;ヒジャーズィー on C) ザングーラ(ザングラー)「音階風に説明すると、C,Db,E,F,G,A,Bb,C?。(C,Db,E,F)+(F,G,A,Bb,C)?。 (C,Db,E,F,G;ヒジャーズィー)+(F,G,A,Bb,C;チャハールガーフ),(A,Bq,C,Db;サバー)+(C,Db,E,F,G;ヒジャーズィー)/(G,F,E,D,C;チャハールガーフ)+(C,Bb,A,G;ブーサーリク),(C,Bb,A,G,F;チャハールガーフ)+(G,F,E,Db,C;ヒジャーズィー) トルコでゼンギュレ? ヒジャーズカール・クルディー(ヒジャーズカール・クルド、クルディリ・ヒジャーズカルとも)「音階風に説明すると、C,Db,Eb,F,G,Ab,Bb,C。 (C,Db,Eb,F,G;クルディー)+(G,Ab,Bb,C;クルディー) マカーム・ヒジャーズカルクルドはマカーム・クルドと同じ音程間隔音程構成)を持つが、マカーム・クルドでは、支配的な音が第4音上にあり、ヒジャーズカル・クルドでは支配的な音が第5音上にあるので、ヒジャーズカル・クルドはマカーム・クルドの転換されバージョン移調形)ではない、とも。 (C,Db,Eb,F,G;クルディー on C)+(F,G,Ab,Bb,C;ブーサーリク on F)+(C,Db,Eb,F,G;クルディー on C)+(G,Ab,Bb;クルディー on G)/(Bb,Ab,G;クルディー on G)+(G,F,Eb,Db,C;クルディー on C)+(C,Bb,Ab,G,F;ブーサーリク on F)+(G,F,Eb,Db,C;クルディー on C) パンジュガーフ - ペルシャ語で「第5度」の意。 シャウキ・ディル ドゥガーフドゥガーフ - ペルシャ語で「第2度」の意。 バヤーティー(バヤート)「音階風に説明すると、D,Eq,F,G,A,Bb,C,D。(D,Eq,F,G)+(G,A,Bb,C,D)。 (D,Eq,F,G;バヤーティー on D)+(F,G,A,Bb,C;チャハールガーフ on F)+(D,Eq,F,G;バヤーティー on D)+(F,G,A,Bb,C;チャハールガーフ on F)/(C,Bb,A,G,F;チャハールガーフ on F)+(G,F,Eq,D;バヤーティー on D)+(Eb,D,C,Bb;アジャム on Bb),(D,C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F,Eq,D;バヤーティー on D) 生き生きとして大衆的な雰囲気マカーム最初の3音がD,Eq,Fでマカーム・サバーと同じである事に注意。マカーム・バヤーティーにおけるFの音の強調はそれと関係する?(曲によってはチャハールガーフ(F,G,A,Bb)のジンスが感じられないこともある) マカーム・サバーに移調(あるいは転調、転マカームというか・・・)しやすい事もある? バヤーティー・スルターニー - 「スルタンのバヤーティー」 バヤーティー・シュリ Bayati Shuri・・・カルジュガル参照。 ウシャーク・トゥルキー(ウシャーク・チュルク)単にウシャークとも。「トルコのウシャーク」の意。 「音階風に説明すると、D,E,F,G,Aq,Bb,C,D。(D,E,F,G;ニハーワンド)+(G,Aq,Bb,C;バヤーティー)+D。このマカームでは、第3音(F)チューニング通常より低くなされるハウジー フサイニー(ホセイニー)「音階風に説明すると、D,Eq,F,G,A,Bq,C,D。(D,Eq,F,G,A)+(A,Bq,C,D)。 (D,Eq,F,G,A;バヤーティー on D)+(A,Bq,C,D;バヤーティー on A)+(D,Eq,F,G,A;バヤーティー on D)+(A,Bb,C;クルディー on A)/(C,Bb,A;クルディー on A)+(A,G,F,Eq,D;バヤーティー on D)+(D,C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(A,G,F,Eq,D;バヤーティー on D) サフィー・アッディーンの論文にも現れる人名フサインより。 カルジュガル(カールジュガール、カール・ジハルとも)「音階風に説明すると、D,Eq,F,G,Ab,B,C,D。(D,Eq,F,G)+(G,Ab,B,C,D)。 バヤーティー・シュリBayati Shuriとも言う (D,Eq,F,G;バヤーティー on D)+(G,Ab,B,C;ヒジャーズィー on G)+(D,Eb,F,G;クルディー on D),(C,D,Eb,F,G;ニハーワンド on C)+(G,Ab,B,C;ヒジャズィー on G)/(C,B,Ab,G;ヒジャーズィー on G)+(G,F,Eb,D,C;ニハーワンド on C)+(C,B,Ab,G,F;ナグリーズ on F),(D,C,Bb,A,G;ニハーワンド on G),(D,C,B,Ab,G;ヒジャーズィー on G)+(G,F,Eq,D;バヤーティー on D) イスファハーン地名イスファハーンから) - サフィー・アッディーンの論文にも現れる。 イスファハーナク ニシャーブーラク アジャム アジャム・ムラッサ ナワー アルディバール シパール クツク スルターニー・イラーク ヒサール「音階風に説明すると、D,E,F,G#,A,Bb,C#,D。(D,E,F,G#,A)+(A,Bb,C#,D)。ジンス構成はナウアシュル+ヒジャーズィー。出発音をDに変えたマカーム・ナウアシュルの移調形。 ジールグーラー ムハッヤル(ムハイイェル) ターヒル グルイザール バヤーティー・アラバーン カルダーン ヒジャーズィー(ヒジャーズとも)「音階風に説明すると、D,Eb,F#,G,A,Bb,C,D。(D,Eb,F#,G)+(G,A,Bb,C,D)。 (D,Eb,F#,G;ヒジャーズィー on D)+(G,A,Bb,C,D;ブーサーリク on G),(G,A,Bq,C,D;ラースト on G)+(D,E,F,G;ブーサーリク on D)+(G,A,Bb,C;ブーサーリク on G)/(C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F,E,D;ブサーリク on D),(G,F#,Eb,D;ヒジャーズィー on D)+(D,C#,Bb,A;ヒジャーズィー on A)+(A,G,F#,Eb,D;ヒジャーズィー on D) サフィー・アッディーンの論文にも現れる地名ヒジャーズ由来 シャーフ・ナーズ(シャーナーズ)「音階風に説明すると、D,Eb,F#,G,A,Bb,C#,D。(D,Eb,F#,G,A)+(A,Bb,C#,D)。ジンス構成ヒジャーズ+ヒジャーズ出発音をDに変えたマカーム・ヒジャーズカールの移調形。 サバー音階風に説明すると、D,Eq,F,Gb,A,Bb,C,DあるいはD,Eq,F,Gb,A,Bb,C,DbあるいはD,Eq,F,Gb,A,Bb,C,Db,E,F。 最初の3音がD,Eq,Fでマカーム・バヤーティーと同じである事に注意。マカーム・バヤーティーの仲間分類されることもある。 (D,Eq,F,Gb,A;サバー),(D,Eq,F;バヤーティー)+(F,Gb,A,Bb,C;ヒジャーズィー)+(C,Db,E,F;ヒジャーズィー)+(F,G,A,Bb,C;チャハールガーフ)/(C,Bb,A,Gb,F;ヒジャーズィー)+(A,Gb,F,Eq,D;サバー)+(D,C,Bb;アジャム),(Bb,A,Gb,F;ヒジャーズィー)+(F,Eq,D;バヤーティー),(A,Gb,F,Eq,D;サバー) 夜の果て倦怠感雰囲気。 マカーム・バヤーティーに移調(あるいは転調、転マカーム?)しやすい事もある、とも。 サバー・ナジュディー サバー・ザンザマー ナージ・ニヤーズ ラクブ(D,Eq,F,Gq,A;ラクブ),(D,Eb,F,G;クルディー)+(F,G,A,Bb;チャハールガーフ),(Bb,C,D;アジャム)+(D,Eq,F,G;バヤーティー)/(G,F,Eb,D;クルディー)+(D,C,Bq,A,G;ラースト),(D,C,Bb;アジャム),(D,C,Bb,A,G;ブーサーリク)+(G,F,Eq,D;バヤーティー) このマカームはラクブのジンス(D,Eq,F,Gq,A)に特徴がある。 クルディー(クルド)「音階風に説明すると、D,Eb,F,G,A,Bb,C,D。(D,Eb,F,G)+(G,A,Bb,C,D)。 (D,Eb,F,G;クルディー on D),(D,Eq,F,G;バヤーティー on D)+(G,A,Bb,C,D;ブーサーリク on G),(F,G,A,Bb,C;チャハールガーフ on F)+(D,Eb,F,G;クルディー on D)+(G,A,Bb,C;ブーサーリク on G)/(C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F,Eb,D;クルディー on D)+(D,C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F,Eb,D;クルディー on D) アジャム・クルディー ムハッヤル・クルディー(ムハイイェル・クルディー) ヒサール・クルディー サバー・クルディー シャーフナーズ・クルディー ナワー・クルディー アサル・クルド(クルディリ・ナワ・アサルとも)「音階風に説明すると、D,Eb,F,G#,A,Bb,C#,D。(D,Eb,F,G#,A;アサル・クルド)+(A,Bb,C#,D;ヒジャーズィー)。最初の3音が部分的なクルドテトラコルドであることに注目。さらに第2音が半音低い以外は、マカーム・ナウアシュルに似ている。 ブーサーリク ザウキ・タラブ シガーフシガーフ(スィカー、セガー、シカ)「音階風に説明すると、Eq,F,G,A,Bq,C,D,Eq。(Eq,F,G)+(G,A,Bq,C)+(C,D,Eq)。 (Eq,F,G;シガーフ on Eq)+(G,A,Bq,C;ラースト on G),(Bq,C,D;スィガーフ on Bq)+(C,D,Eq,F,G;ラースト on C),(Eq,F,G;スィガーフ on Eq)+(G,A,Bq,C;ラースト on G)/(C,Bq,A,G;ラースト on G)+(G,F,Eq,D,C;ラースト on C)+(C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F,Eq;スィガーフ on Eq) ペルシャ語で「第3度」の意。深遠神秘的な雰囲気。 Dの音がD#になることがよくある フッザーム(ヒザーム)「音階風に説明すると、Eq,F,G,Ab,B,C,D,Eq。(Eq,F,G)+(G,Ab,B,C)+(C,D,Eq)。 (Eq,F,G;スィガーフ on Eq)+(G,Ab,B,C;ヒジャーズィー on G),(F,G,Ab,B,C;ナグリーズ on F)+(C,D,Eb,F#,G;ナグリーズ on C)+(G,Ab,B,C;ヒジャーズィー on G)/(C,B,Ab,G;ヒジャーズィー on G)+(G,F,Eq,D,C;ラースト on C),(G,F,Eq,D;バヤーティー on D)+(C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F,Eq;スィガーフ on Eq) Dの音がD#になることがよくある これをマカーム・スィカーフと言うこともある。 ムスタアール「音階風に説明すると、Eq,F#,G,A,Bb,C,D,Eq。(Eq,F#,G)+(G,A,Bb,C)+(C,D,Eq)。 (Eq,F#,G;ムスタアール on Eq)+(G,A,Bb,C;ブーサーリク on G)+(C,D,Eq,F#,G;ザーウィール on C),(Eq,F#,G;ムスタアール on Eq)+(G,A,Bb,C;ブーサーリク on G)/(C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F#,Eq;ムスタアール on Eq),(G,F#,Eq,D,C;ザーウィール on C)+(C,Bb,A,G;ブーサーリク on G),(C,Bq,A,G;ラースト on G)+(G,F#,Eq;ムスタアール on Eq) マヤー音階風に説明すると、Eq,F,G,A,Bb,C,D,Eq。(Eq,F,G)+(G,A,Bb,C)+(C,D,Eq)。 (Eq,F,G;スィカーフ on Eq)+(G,A,Bb,C;ブーサーリク on G)+(C,D,Eq,F,G;ラースト on C)+(G,A,Bb,C;ブーサーリク on G)/(C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F,Eq,D,C;ラースト on C),(G,F,Eq,D;バヤーティー on D)+(C,Bb,A,G;ブーサーリク on G)+(G,F,Eq;スィカーフ on Eq) ラマル(Eq,F,G;スィカーフ on Eq)+(G,Aq,Bb,C,D;バヤーティー on G),(Bb,C,D;アジャム on Bb),(A,Bq,C,Db,E;サバー on A)+(Eq,F,G;スィカーフ on Eq)/(G,F,Eq;スィカーフ on Eq),(G,F,Eq,D#,C;サーズカール on C)+(C,Bb,A;クルディー on A),(C,Bb,Aq,G;バヤーティー on G)+(G,F,Eq;スィカーフ on Eq)スィカーフ(Eq,F,G)+バヤーティー(G,Aq,Bb,C)+サバー(A,Bq,C,Db) ワジュハ・アルディバール(Eq,F,G;スィカーフ on Eq)+(G,A,Bb,C;ブーサーリク on G),(F,G,A,Bb,C;チャハールガーフ on F)+(C,D,Eb,F,G;ブーサーリク on C),(D,Eb,F,G;クルディー on D)/(G,F,Eb,D;クルディー on D),(G,F,Eb,D,C;ブーサーリク on C)+(C,B,Ab,G,F;ナグリーズ on F),(C,B,Ab,G;ヒジャーズィー on G)+(G,F,Eq;スィカーフ on Eq) ブーサーリクニシャーブール スィアール「音階風に説明すると、(E,F#,G)+(G,A,Bq,C)+(C,D,E)? (E,F#,G;ニハーワンド),(Eq,F,G;スィカーフ)+(G,A,Bq,C,D;ラースト),(G,A,Bb,C;ブーサーリク),(A,Bq,C,D;バヤーティー),(Bq,C,D;スィカーフ)+(E,F#,G;ニハーワンド)/(G,F,Eq;スィカーフ),(G,F,Eq,D#,C;サーズカール)+(C,Bq,A;バヤーティー),(C,Bq,A,G;ラースト)+(G,F#,E;ニハーワンド) チャハールガーフ - ペルシャ語で「第4度」の意。シャーワル チャハールカーフ「音階風に説明すると、F,G,A,Bb,C,D,Eq,F/F,Eb,D,C,Bb,A,G,F チャハールガーフ・アラビー - 「アラブのチャハールガーフ」(F,G,A,Bb;チャハールガーフ)+(C,D,E,F;チャハールガーフ),(Bb,C,D;アジャム),(A,Bq,C,D;バヤーティー)+(F,G,A,Bb;チャハールガーフ)/(Bb,A,G,F;チャハールガーフ)+(F,E,D,C;チャハールガーフ),(D,C,Bb;アジャム)+(Bb,A,G,F;チャハールガーフ) チャハルガーフ・トゥルキー - 「トルコのチャハールガーフ」。トルコ古典音楽のチャールギャーフにあたる?(F,Gb,A,Bb,C;ヒジャーズィー),(F,G,A,Bb,C;チャハールガーフ),(Bb,C,D;アジャム)+(C,D,Eq,F;ラースト)+(F,Gb,A,Bb;ヒジャーズィー)/(Bb,A,G,F;チャハールガーフ)+(F,Eq,D,C;ラースト)+(D,C,Bb;アジャム),(C,Bb,A,Gb,F;ヒジャーズィー) ナジュディー(地名ナジュド由来)(F,G,A,Bq,C;ナジュディー),(G,A,Bq,C;ラースト)+(C,D,Eq,F;ラースト)+(F,G,A,Bb;チャハールガーフ)

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