来歴・出身とは? わかりやすく解説

来歴・出身

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 00:39 UTC 版)

蓮華色比丘尼」の記事における「来歴・出身」の解説

上記のように彼女の出身には多く異説がある。 法句経によると、コーサラ国サーヴァッティー舎衛城)の長者娘。幼くして青蓮華如く美しくウッパラヴァンナー青蓮華)と呼ばれた年頃になると、国中の王や長者の子息達が求婚してきたので、彼女の父親勧め仏弟子となったという。後に間もなく開悟(かいご)し阿羅漢となり、神通力得た。また後に舎衛城郊外の南にあるアンダヴァナ(闇、暗い)に住すようになったある日、彼女に恋慕していた従兄アーナンダー仏弟子阿難とは別人)が、彼女の留守中に忍び込み帰ってきたところを凌辱された。彼はそのすぐ後に表へ逃げ出した大地裂け阿鼻地獄堕したという。彼女は皆にその一部始終話したが、釈迦仏は「証果得た者は快楽に染まらず」といわれたと伝えている。 四分律長老尼の詩(テリーガータ)等によれば、優禅那邑(ウッジェーニー、欝禅とも書く)国の人に嫁して一女産んだが、夫が密かに母親通じたるを知り生んだ娘が8歳時に一人家出した。そして疲れ果てて波羅奈(パラナシー)国に至り、ちょうど妻を亡くした長者出会いその妻となった。その8年後、長者がウッジェーニーへ赴き、若い女を妾とし連れ戻るや、彼女はこの少女愛し少女も彼女を母のように慕い共に暮らしたしかして後に彼女の素生聞くと、それが以前残してきた実の娘である事を知り、自ら自責の念にかられ、またもや母娘で夫を共にした因縁悲しみ、再び長者の家を出た。後にラージャグリハ王舎城)の竹林精舎至り出家し比丘尼となった伝えられる。 上項2の説に関連する説もある。長者の家を出てヴェーサリー(毘舎離)国城に奔り、婬女の群れ身を投じてその筆頭になった。後に王舎城移り目連の教下を受け、摩訶波闍波提に就いて出家したといわれる出典不明)。 この他、経律異相32では、釈迦仏神通婦人化けて蓮華色を教下し得悟したこと、毘奈耶破僧事32では、かつて王舎城中で一婬女であったが、目連によって出家して修行し開悟したが、彼女の昔の姿を知るバラモン僧尋ねてきて、彼女が神通力両眼抉り出し与えようとすると、拳で頭を打たれといわれる。また彌沙塞律(五分律)では、バラモン蓮華色を犯して地獄に堕ちたともいわれる

※この「来歴・出身」の解説は、「蓮華色比丘尼」の解説の一部です。
「来歴・出身」を含む「蓮華色比丘尼」の記事については、「蓮華色比丘尼」の概要を参照ください。

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