本館建て替え
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:41 UTC 版)
2014年(平成26年)5月、ホテルオークラは竣工して50年が経過し老朽化が顕著となった本館の建て替えを発表。2016年(平成28年)6月から建て替えに着手し、施工は本館建築時と同様に大成建設が担い、ホテルとオフィスを併設した地上41階地下1階の高層棟「オークラ プレステージタワー」と、ホテルとレストランのみの構成となる地上17階地下1階の中層棟「オークラ ヘリテージウィング」の2棟を新築し、ホテル前庭となる「オークラ スクエア」も整備。さらにこの広場を創出するため、大倉集古館は曳家工事によって約6m移動することになった。これら工事の完了を受け、2019年(令和元年)9月12日に再開業し、それを機にホテル名称は「The Okura Tokyo(ジ・オークラ・トーキョー)」へと改められた。 なお別館は「The Okura Tokyo」開業後も「ホテルオークラ東京 別館」として営業を継続していたが、新型コロナウイルスの影響で2020年(令和2年)5月から休業し、9月末で営業を終了した。跡地は10月1日から2021年(令和3年)9月末までの予定で東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に貸し出され、ボランティア用のユニホームの配布などに活用される。 開発にあたっては、建て替えの障害となっていた敷地全域の都市計画公園指定を、新制度「港区公園まちづくり制度」を適用することで、建て替えを可能とした。新設した都市計画公園(港区立江戸見坂公園)を含む約2.6haの敷地の50%以上を緑地および広場として公開整備し、さらに地区計画指定と再開発等促進区を定め、この18万㎡の複合ビルは実現に至っている。
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