本藍染とは? わかりやすく解説

本藍染

主名称: 本藍染
ふりがな ほんあいぞめ
認定区分 個人
種別 美術工芸品
選定年月日 1996.05.10(平成8.05.10)
解除年月日
解説文:  わが国伝来書画類は、四季温湿度変化影響を受けやすい紙や絹を主材料とするものが多いため、その多くは、巻子掛幅屏風どの様々な装具形態仕立てられて現在に伝わっている。これらの表装され文化財を、後世維持保存していくためのは、五〇年から一〇〇年を周期とした修理が必要である。こうした書画表装必要な裏打紙(美栖紙宇陀紙)、補修紙や裂、保存箱等については、すでに選定保存技術選定が行われている。
 さて、これらの書画表装には、金襴、紗、綾、羅など様々な織物用いられているが、この表装裂にとって、本藍染は最も重要な染色方法一つである。また、奈良時代紺紙金字金光明最勝王経から江戸時代法華経にいたるまで、紺紙料紙とする装飾経多数製作されており、国指定文化財だけでも膨大な巻数に及ぶが、これらの遺品修理には紺紙必要不可欠となっている。
 このような裂や紙を染める本藍染の技術は、書画修理にとって欠くことのできない技術である。しかし、伝統的な本藍染を行う人は希少になり、なかでも装〓の修理協力できる技術者きわめて得難いのが現状である。このため、本藍染を選定保存技術選定し積極的に保存継承を図る必要がある



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「本藍染」の関連用語

本藍染のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



本藍染のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2024 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS