本発電所建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/13 02:13 UTC 版)
仮発電所完成後、1918年9月に名古屋電灯から開発部門が木曽電気製鉄(後の木曽電気興業)として独立したのに従い、仮発電所ならびに本発電所の建設も同社へと移管された。同社は2年半後の1921年(大正10年)2月、合併によって大同電力となっている。 仮発電所に続く本発電所の計画は工事中から進められ、1918年5月に逓信省へ出願された。工事のうち、仮発電所水槽から本発電所まで水路を延長する工事は1918年9月に県へ出願後、同年12月にまたしても認可を得る前に着手されている。発電所建屋の建設が予定より遅れたため設備の据付工事も遅延し、1920年(大正9年)12月にようやく発電機1台の据付が完了した。もう1台の発電機据付工事は運搬中に水車が破損したため遅延し、翌1921年2月の大同電力発足後に竣工している。先に竣工した1台分について、先に逓信省より仮使用認可を得て1920年12月21日より運転を開始し、遅れて竣工した分についても1921年2月18日に仮使用認可を得た。 本発電所の運転開始に伴い仮発電所は役目を終え、1921年3月1日付で廃止された。
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