本国および属国の統治体制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 05:04 UTC 版)
「機械帝国」の記事における「本国および属国の統治体制」の解説
首都である大母星の政治形態は、女王プロメシュームが君主にして独裁者であることから、君主制による独裁体制が敷かれている。また、メーテルにより多くの少年が連れて来られ、機械帝国を支える部品(漫画、映画1作目)や機械化人の兵士(TV版)にさせられており、拉致国家の側面も持つ。市民は裕福であり機械の体を得ていることや、エネルギー(食料)が常に大母星から供給されているために飢える心配などがなく、自殺や他殺などで死なない限りは死と無縁の生活を送っている。ただし、プロメシュームの方針や思想にそぐわない行動をとる者に対しては将校のような服装をした機械化人がその身柄を拘束し、場合によっては処刑されるなど、徹底した管理と統制が行われておりディストピア的な社会である。TV版で鉄郎は機械の体を拒否しただけで身柄を拘束され、処刑されそうになっている。 属国である各惑星を治める機械化人の支配者に対して本国である大母星から「お目付け役」を派遣している描写は特に見られず、惑星の統治に関しては支配者の裁量に任せているようだ。そのため、「強制的に機械の体にしてはならない」という機械化法(機械帝国の法律。詳細は後述)に反した政策を支配者が行っていても本国側で把握できてなかったために、「コスモワイン」では生身の人間による秘密結社「ウォーター」によるクーデターが画策されるという事態に陥っている。 こうした機械帝国の支配下にある惑星で問題が生じ、それが本国側に露見した場合は本国が干渉することもある。支配者として統治方針などに問題があれば本国からの直接命令でその者を処刑したり(後述の法律を参照)、支配者が生身の人間に倒される事態にでもなれば本国からの軍事介入もある(後述の軍事力を参照)。
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