本人を題材にした演目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 02:26 UTC 版)
川柳川柳を題材とした新作落語が他の落語家によって作られている。川柳自身が演じることはない。 「川柳の芝浜」 2代目快楽亭ブラックの新作落語で、古典落語「芝浜」の改作。主人公の魚屋を「大酒呑みで仕事を怠けている落語家」に置き換えたもので、この落語家のモデルが表題そのままに川柳川柳である。なお作者の快楽亭ブラックは、「芝浜」のことを酒を悪者にしていて嫌いだと述べており、「川柳の芝浜」の結末は酒を悪者にしないように大きく変えられている。 「天使がバスで降りた寄席」 三遊亭白鳥による新作落語。消息不明だった伝説の落語家が潰れかけている寄席を救うという内容。主人公の落語家「にせ柳千竜」の人物描写(秩父出身、現在は柳家の一門にいるが元は三遊亭圓生の二番弟子、酒癖が悪く着物にソンブレロをかぶりギターを背負っている、など)は、川柳川柳の経歴や容姿と合致する。 「寄席よりの使者」 桃月庵白酒の新作落語。某国の内戦の調停役として、手違いから川柳川柳が呼ばれてしまい、川柳が「ガーコン」を演じて停戦を成立させるという内容。 「エンショウへの道」 弟子の川柳つくしによる新作落語。大名跡である三遊亭圓生を誰が継ぐかで紛糾(三遊亭圓生#7代目圓生襲名問題を参照)した結果、落としどころとして川柳川柳が襲名するという内容。 「ある日の末廣亭」 三遊亭はらしょうによる実話を落語にした新作落語。2010年、ある日の新宿末廣亭の出番に泥酔状態でやって来た川柳川柳と楽屋の前座たちの荒唐無稽な一夜を描いたドキュメンタリー落語。
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