月人が送り込んだもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:06 UTC 版)
しろ 二重の黒点から出現した異形の者。月人と違い、筋肉質の肉体と3対の目に6本の腕、毛の生えた尾を持つ。「学校」に入り込み、宝石たちに切られるたびに分裂し、最終的に愛くるしい子犬のような姿になる。子犬状の分裂体を一か所に集めると、また元の姿に戻る性質を持つ。金剛を慕っているかのようなそぶりを見せ、金剛も「しろ」と名前を呼んで芸をさせ、腕を一本失くしていることに気付いて心配していた。金剛の傍らで最後の分裂体が元に戻った際、甘えた様子で金剛の手を舐めて消えていった。金剛としろが見せたこれらの様子が、フォスに月人と金剛の関係性に疑念を抱かせるきっかけとなる。 子犬状になると攻撃力も無く、宝石たちからは可愛らしい外見やふわふわな感触が好評で、後にレッドベリルによりぬいぐるみのようなレプリカが多数作られ、100年以上の年月が経っても宝石たちに愛玩されている。 その正体は金剛の飼っていた犬の魂を月人が再生した変容体。 分子構造パズルゲーム 二重の黒点から出現した異形の群。ゲームの駒のような丸・三角・四角などの小さな板状の体に目と手足がついた姿をしている。小さな黒雲状の黒点から、トパーズやブルーゾイサイトなど、月人に連れ去られていた宝石の結晶に擬態した姿で現れ、宝石が近づくと破裂すると同時に中から飛び出す。破裂の威力はフォスの合金の盾を破る程で、破裂によって破損した宝石の体の一部を持って、小さな黒雲を足場として跳びながら逃げていく。集団で飛びかかり宝石の体を破断面から直接剥ぎ取りもする。 後続で現れた月人により追加で大量に投下され一斉に破裂し、月人の攻撃と合わせてフォスら4人の宝石を砕き連れ去ろうとする。駆け付けたボルツらによって倒され集められたあとに、金剛の手元で涙を流しながら消滅する。 その正体は金剛の愛用していたゲームの変容体。 博士 三重の黒点から出現した人型。白衣のようなものを着ており、顔にあたる部分はひしゃげているような状態で顔面を構成していない。立ち上がって以降は動かず、立っているだけで宝石たちを全く攻撃してこない。金剛先生はこの者の姿を目にした時動揺した様子を見せ「博士」と呼びかけたが、すぐに「偽物」と断じた。しかし、自身では攻撃できないとしてフォスに斬らせたために消滅する。 エクメアによると、金剛を作った人間の雌の再現を目指した月人の手による不完全な模造体。
※この「月人が送り込んだもの」の解説は、「宝石の国」の解説の一部です。
「月人が送り込んだもの」を含む「宝石の国」の記事については、「宝石の国」の概要を参照ください。
- 月人が送り込んだもののページへのリンク