最終氷期の海水準低下とその影響とは? わかりやすく解説

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最終氷期の海水準低下とその影響

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 01:59 UTC 版)

最終氷期」の記事における「最終氷期の海水準低下とその影響」の解説

最終氷期最盛期には、数十立方キロメートルといわれる大量の氷がヨーロッパ北米氷河・氷床として積み重なった海水構成していた水分蒸発して降雪陸上の氷となったため、地球上海水量が減少世界中で海面が約120メートル低下したその影響海岸線は現在よりも沖に移動していた。この海水準がもっと低下した時代東南アジアでは現在の浅い海が陸地になっており「スンダランド」を形成していた。アジアアラスカの間にはベーリング陸橋形成され、ここを通って北アメリカ人類移住した信じられている(海水準変動参照)。 日本列島およびその周辺では、海岸線低下によって北海道と樺太ユーラシア大陸陸続きとなっており、現在の瀬戸内海東京湾もほとんどが陸地となっていた。また、東シナ海大部分陸地となり、日本海東シナ海をつなぐ対馬海峡きわめて浅くなり、壱岐九州陸続きとなり、対馬暖流流入止まったと言われている。この影響もあり日本列島は現在より寒冷で、冬季降雪量少なかった考えられている。北海道では永久凍土ツンドラ標高の高い地域では山岳氷河発達し針葉樹林西日本まで南下していたと言われている。

※この「最終氷期の海水準低下とその影響」の解説は、「最終氷期」の解説の一部です。
「最終氷期の海水準低下とその影響」を含む「最終氷期」の記事については、「最終氷期」の概要を参照ください。

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