映画・テレビドラマでの効果
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「ステディカム」の記事における「映画・テレビドラマでの効果」の解説
ハル・アシュビー監督の映画『ウディ・ガスリー/わが心のふるさと』(1976年)で初めて使用され、『マラソンマン』(1976年)、ジョン・G・アヴィルドセン監督の映画『ロッキー』(1976年)でフィラデルフィア美術館の階段を駆け上がるシーン(ロッキー・ステップ)や、スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』(1980年)でホテルの廊下や雪上の迷路を移動するシーン、リチャード・マーカンド監督の映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)で惑星エンドアの森をスピードバイクが疾走するシーンなどで効果的に使用され、その技術と映像効果が広く知られることとなった。 テレビドラマではアメリカNBCの『ザ・ホワイトハウス』シリーズ(1996年-2006年)の全編において大統領官邸内のキャスト歩行シーンの撮影に使われたほか、同じくNBCの『ER緊急救命室』シリーズ(1994年-2009年)では重体患者が救急車から病院内に搬送されてくるシーン、執刀医の周囲をカメラが回って手術風景を見せるシーンなどに多用された。 日本ではNHKの『世界ふれあい街歩き』(2005年-)の海外市街地の歩行撮影に用いられている。またフジテレビの『京都・町歩き』が京都の観光地の撮影に主にステディカムを使用している映像作品である。 毎日放送「ちちんぷいぷい」にて貴船神社の納涼床からの中継放送でステディカムが用いられた際、カメラマンは不意の転倒に備えて両肘・膝にスポーツ用プロテクターを装備して装置を保護していた。
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