はや‐がわり〔‐がはり〕【早変(わ)り/早替(わ)り】
早替わり
早替わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 13:57 UTC 版)
早替わりは本作以前からあった演技手法であり、筋書き的にも二人の葛の葉が同時に登場するシーンがあることから、比較的早くに取り入れられた。 記録としては、宝暦4年(1754年)10月の大坂山本座で初代嵐小六が、宝暦9年(1759年)9月の江戸市村座で初代中村富十郎が演じたことが、評判記に残っている。 早替わりをどのように実現するかについては、大正5年(1916年)9月東京新富座で4代目中村芝雀(3代目雀右衛門)が演じたものが、舞台裏の様子を含めてイラスト入りで紹介されている。 なお、機屋での早替わりは必ず演じられるものではなく、明治27年(1894年)12月の京都顔見世公演において、初代鴈治郎が葛の葉狐、3代目梅玉が葛の葉姫を別々に演じたことを梅玉自身が語っている。
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