旧多治見幼稚園舎時代(1957-1977)
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「多治見市図書館」の記事における「旧多治見幼稚園舎時代(1957-1977)」の解説
1957年(昭和32年)12月には常磐町の多治見市立多治見幼稚園の建物の2階に移転し、1958年(昭和33年)8月の改築を経て建物全体が図書館に充てられた。読書同好会などを開催して読書の普及活動に努め、また岐阜県立図書館の巡回レコードコンサートの会場にもなった。 1960年時点の岐阜県にあった図書館は、岐阜市立図書館、大垣市立図書館、高山市立図書館、多治見市図書館、羽島市立図書館、蛭川村立済美図書館、関ヶ原町立図書館、中津川市立図書館、神岡町立図書館(現・飛騨市神岡図書館)の9館(8.8%)であり、図書館設置率では全国平均(17.3%)を下回っていた。1966年(昭和41年)には小中学生にも館外貸出を認めたことで、貸出冊数が大きく伸びている。 1972年(昭和47年)から1980年(昭和55年)の夏休み期間中には、廿原・三の倉・諏訪町の児童を対象として緑陰図書館が開かれた。1975年(昭和50年)からは児童向けの「お話の会」が行われている。1973年(昭和48年)9月時点の図書館登録率は4.1%であり、この数字は決して高いとはいえなかった。1976年(昭和51年)に刊行された『岐阜県公共図書館の現状と将来 図書館白書 1976』によると、この時点で図書館が設置されていた岐阜県の自治体は15自治体にとどまっている。東濃では多治見市図書館と中津川市立図書館と瑞浪市立図書館と土岐市立図書館の4館があった。
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