日産自動車との合弁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 02:21 UTC 版)
「アショック・レイランド」の記事における「日産自動車との合弁」の解説
アショック・レイランドは長らく手付かずであった小型商用車 (LCV) 分野への参入にあたって、広範なラインアップと頻繁に改良を行う開発力を有するパートナーを探し、LCV分野での事業拡大を目指していた日産自動車と協業することで合意した。両社は2007年10月29日に合弁包括契約に調印し、2008年5月26日に以下の合弁会社3社が設立された。開発された車両は双方のブランドで販売される: アショックレイランド・日産ビークル株式会社 (Ashok Leyland Nissan Vehicles Pvt. Ltd.) :車両製造を担当。出資比率はアショック・レイランドが51%、日産自動車が49 % 日産・アショックレイランド パワートレイン株式会社 (Nissan Ashok Leyland Powertrain Pvt. Ltd.) :パワートレインの製造を担当。出資比率は日産自動車が51 %、アショック・レイランドが49 % 日産・アショックレイランド テクノロジーズ株式会社 (Nissan Ashok Leyland Technologies Pvt. Ltd.) :研究開発を担当。日産とアショック・レイランドの折半出資。 2011年、LCV第一弾として積載量1.25トンの小型トラック「ドスト」 (Dost) が発表された。ドストは日産のC22型系バネットトラックのキャブの大半とシャシを流用したモデルで、同年7月22日からホスール(英語版)工場で生産が開始され、9月12日に発売された。 2012年1月、アショック・レイランドは日産と共同開発したLCV群をニューデリーオートエクスポに出展した。1車種目は既に発売されているドスト、2車種目は日産・エヴァリアをベースとする「スタイル」 (Stile) 、3車種目はF24型日産・アトラス/キャブスターをベースとする「パートナー」 (Partner) である。2車種目のスタイルは2013年7月16日に正式発表され、発表会には日産自動車CEOカルロス・ゴーンも同席した。 2014年1月30日、アショック・レイランドはチェンナイにてGVW 6.6トンのトラック「パートナー」と26+1+1人乗りマイクロバス「MiTR(英語版)」を正式発表した。パートナーはオートエクスポに出展されたコンセプトからヘッドランプの形状など外観が変更されている。エンジンはZD30DDTiを搭載し、ショートホイールベース版(2,850 mm)とロングホイールベース版(3,350 mm)がラインナップされる。また、MiTRはパートナーのプラットフォームおよびパワートレーンをベースに開発された。 2016年9月、黒字化に至らず合弁事業を解消。
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