日比野真琴(ひびの まこと)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 23:21 UTC 版)
「ボンボン坂高校演劇部」の記事における「日比野真琴(ひびの まこと)」の解説
時計坂高校2年生の女子生徒で、演劇部副部長。時計坂高校のアイドル的存在であり、本人非公認のファンクラブも存在する。自宅は母が営むお好み焼き屋の「根性亭」。幼い頃に父の浮気が原因で両親が離婚しており、それがトラウマとなり男嫌いとなっている。そのため、男に少しでも触れられると反射的にパンチ(正確にはコークスクリューパンチ)で吹っ飛ばしてしまう。ただし、幼い子供や本人が女好きでないと認めている男(ヒロミ、ナルシスなど)、真琴自身が異性愛者ではないと認識した男(正太郎)に対しては触れても平気である。ビルから落ちかかっている男性の手を掴んで引き上げたこともあるが、救助後に手を握られた際にぶっ飛ばしてしまったため「緊急時のみ平気」ということも判明している。また、作中、数少ない例外としては正太郎と、乗客がほとんど男性客の満員電車に下車目的の駅まですし詰め状態で乗る羽目になった回があるが、上記の衝動は何とか抑えることができ、目的地に辿り着いた。一方で離婚の当事者である母自身は傷ついてはおらず、性に対して積極的な傾向も失われていない。真琴は正反対のウブな性格のためか、母からはよく性的なからかいを受けている。アルコールに極端に弱く、酒の匂いを嗅いだだけでも酔って凶暴化する。正太郎が他の女性と親しげにしていると平常心を失ったり不機嫌になるなど彼に好意を寄せているような描写もあるが、本人は至って無自覚である。他人の性的な言動・傾向に対しても厳しいが、傷ついた者には最大限の優しさを見せる。やや勝気や性格ゆえに連載が進むにつれ超人化し、パンチ一発で部長を宇宙に飛ばしてしまった(この頃にはコークスクリューパンチも、過激な撮影メニューにも耐えられる体力を持つ男優さえ、病院送りにするほどの威力となっていた)。また、連載が進むにつれ、とてつもなく足が速い等の設定が加えられたが、これらは正太郎などにも共通し、ギャグ的要素が強くなってしまった。脚の長さは体の半分を占めるほど。当初は水に対する恐怖から泳げなかったが、正太郎の協力で克服している。名前通りの清純派的な性格ではあるが、ストーリー的にはそれ故に正太郎と同じく弄られ役に回ることが多く、撫出肩先生の実験台になった結果、同性に手を出したこともある。毎朝のようにファンクラブの会員達に校門で待ち伏せされるも寄ってきたそばから殴り飛ばしており、ノックアウトされた美形の生徒はヒロミの餌食となっている。ひいき球団は横浜だが、連載開始時点ではまだ「大洋」だったため、単行本化に際し該当する台詞が差し替えられている。
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