日枝神社 (伊豆市)とは? わかりやすく解説

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日枝神社 (伊豆市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/21 04:32 UTC 版)

日枝神社

拝殿
所在地 静岡県伊豆市修善寺826
位置 北緯34度58分18.0秒 東経138度55分42.1秒 / 北緯34.971667度 東経138.928361度 / 34.971667; 138.928361座標: 北緯34度58分18.0秒 東経138度55分42.1秒 / 北緯34.971667度 東経138.928361度 / 34.971667; 138.928361
主祭神 大山咋神
例祭 10月第3日曜日の前日
地図
日枝神社
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日枝神社(ひえじんじゃ)は、静岡県伊豆市修善寺に鎮座する神社である。源範頼が兄・源頼朝から幽閉された修禅寺の信功院があった場所。

社史

この地は隣接する修禅寺の鬼門にあたり、元は空海が建立したと伝わる鬼門鎮守山王社であったが、神仏分離令により修善寺から分離し独立した神社となった[1]。境内には、修禅寺の八塔司の一つの信功院が存在した[2]建久4年(1193年)に、源範頼が兄・源頼朝から、この信功院に幽閉された。その後、梶原景時率いる5百騎の兵の不意打ちに遭い、防戦の末に自刃したと伝わる[2]

境内より、600メートル程度西の山腹に源範頼の墓と伝わる祠があり、1879年明治12年)に骨壺が掘り出されている[3]

祭神

境内

  • 庚申塔 - 源範頼が幽閉された修禅寺の八塔司の一つの信功院があった場所。のちに庚申堂となり、現在は文政元年(1818年)に建立された庚申塔が1基のみ残る。
  • 手水場 - 巨石をそのまま使用した手水鉢
  • 夫婦杉 - 樹齢800年と伝わり、子宝の杉ともいわれる。
  • イチイカシ - 樹高25メートル、根回り5.5メートル。西日本に生育し、伊豆には珍しいとされ、静岡県指定の天然記念物となっている。
  • 拝殿・本殿

丹塗り矢伝説

日枝神社の御祭神の大山咋神がある日、山へ狩りに出掛けたの際に放った矢が小川に落ち流れてしまった。その時、下流を散策していた建玉依姫が、丹塗の美しい矢を川で見つけ持ち帰り、床のそばに置いて毎夜眺めていると、いつの間にか妊娠し神の子(賀茂別雷命)を授かった。丹塗り矢は大山咋神の化身であったとの伝説がある。その伝説にちなむ願掛けがあり、女性は白い花を形どった「玉依の花」を男性は「丹塗り矢」を持ち、夫婦杉の前で縁結び・子宝を願掛けをし、絵馬のように願いごとを書いて奉納する[4]

祭事

  • 例祭 - 毎年10月第3日曜日前日
修善寺温泉街を中心に、神輿やシャギリの山車が練り歩く[4]

文化財

静岡県指定

天然記念物
  • 日枝神社のイチイガシ - 指定年月日: 1957年昭和32年)5月13日[5]

交通アクセス

脚注

出典

  1. ^ 伊豆市設置、現地案内板による
  2. ^ a b 伊豆市教育委員会設置、現地案内板による
  3. ^ 源範頼(みなもとの のりより)の墓(源頼朝の弟)”. 伊豆市産業振興協議会. 2022年6月20日閲覧。
  4. ^ a b 日枝神社(ひえじんじゃ)”. 伊豆市産業振興協議会. 2022年6月20日閲覧。
  5. ^ 伊豆市の文化財一覧”. 伊豆市役所社会教育課. 2022年6月20日閲覧。

外部リンク




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