日本アカデミー賞、東京国際映画祭の創設
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「岡田茂 (東映)」の記事における「日本アカデミー賞、東京国際映画祭の創設」の解説
1993年、第38回「映画の日」で、映画産業団体連合会から特別功労大章を受賞したが(2011年にも受賞)、受賞の功労理由として「日本アカデミー賞や東京国際映画祭の創設」が明記された。 1978年から始まった日本アカデミー賞は当時、電通開発企画事業局長だった入江雄三が岡田に企画を持ち込んで始まったもの。名称を始め色々物議を醸すイベントだが、第4回(1981年)の黒澤明の辞退問題には心を痛め、直接黒澤に電話して説得に当たろうとしたが、何度掛けても黒澤は電話に出ず。やむなく「貴殿だけ参加しないのは自由意志だが『影武者』のスタッフにまでノミネートを辞退させるな」という内容の質問状を送ったが、これに黒澤は事実無根と噛み付き烈火の如く怒った。 1985年に日本アカデミー賞の特別賞として創設された同賞編集賞が、三年後の1988年から正賞に昇格したのは、組織委員会委員・浦岡敬一が委員長だった岡田に「編集賞を正賞にして下さい」と直訴し「監督と同等に話し合える編集者を育てられるかな」と問われ「任せて下さい」との返答を受け「では、今年から正賞にしよう」と、岡田の一声で決まったもの。 1985年から始まった東京国際映画祭は、当時日本映画製作者連盟会長を務めていた岡田や瀬島龍三らを中心に創設されたものである。
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