日本の鉱山鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:29 UTC 版)
日本においては、かつて鉱石の搬出を目的とした鉄道が多数存在していたが、エネルギー革命による国内炭鉱・鉱山の衰退により、現在でも鉱石搬出を行っている鉄道はきわめて少なくなっている。石炭以外の鉱山でも、採算性等の問題から国内鉱山の閉山が相次いでいるほか、上述のとおりベルトコンベアへの置き換えも相次いでおり、鉱石搬出を現在でも行っている鉄道は少ない。 2020年現在では岩手開発鉄道日頃市線、赤崎線、西濃鉄道市橋線、電気化学工業青海工場専用線が現存している。また、秩父鉄道など旅客輸送も行っている事業者も存在する。そのほか、鉄鉱石などにおいては、鉱山構内で使われるトロッコなどを使用した小規模な鉄道が国内数箇所で現存している。 以前は専用鉄道として敷設された鉱山鉄道も数多く存在した。現存するのは電気化学工業青海工場専用鉄道のみである。戦後、大規模な路線を持っていたものとしては以下の例がある。 雄別炭礦鉄道(東証一部) 明神電車 住友別子鉱山鉄道 日本セメント上磯鉄道 国見山石灰工業専用線 大分鉱業徳浦運搬線 大叶鉱山鉄道 - 東武大叶線大叶駅延伸 日鉄鉱業葛生鉱業所羽鶴専用鉄道 - 東武会沢線上白石駅分岐 住友セメント栃木工場専用線 日鉄鉱業赤谷鉱業所専用鉄道 太平洋セメント重安鉱業所専用側線 土佐石灰工業大平山鉱山専用線 - 土讃線斗賀野駅分岐 日本粘土鉱業岩手鉱業所専用線
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