日本の重力式アーチダム一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 03:50 UTC 版)
「重力式アーチダム」の記事における「日本の重力式アーチダム一覧」の解説
日本においてはチッソが宮崎県の五ヶ瀬川水系芋洗谷川に建設した芋洗谷ダムが最初の重力式アーチダムである。戦後は大規模なダムが建設され、中国電力が岡山県の高梁川水系成羽川に建設した新成羽川ダムが最大規模のダムである。だが、アーチ式コンクリートダムと同様に強固な岩盤が必要とするため建設できる地点はやはり限定されてしまい、1974年(昭和49年)に山口県の阿武川で完成した阿武川ダムを最後に現在まで建設された例はなく、日本ダム協会の調べによると全国で12基しかないという珍しい型式となってしまった。 所在地水系河川ダム高さ(m)総貯水容量(千m3)管理者完成年備考岡山県 高梁川 成羽川 新成羽川ダム 103.0 127,500 中国電力 1968 山口県 阿武川 阿武川 阿武川ダム 95.0 153,500 山口県 1974 埼玉県 荒川 荒川 二瀬ダム 95.0 26,900 国土交通省 1961 岩手県 北上川 和賀川 湯田ダム 89.5 114,160 国土交通省 1964 福島県 阿賀野川 只見川 大鳥ダム 83.0 15,800 電源開発 1963 京都府 淀川 名張川 高山ダム 67.0 56,800 水資源機構 1968 三重県和歌山県 新宮川 北山川 七色ダム 61.0 61,300 電源開発 1965 福井県 九頭竜川 九頭竜川 鷲ダム 44.0 9,650 電源開発 1968 福井県 九頭竜川 滝波川 小原ダム 35.5 152 北陸電力 1964 福井県 九頭竜川 石徹白川 石徹白ダム 32.0 917 電源開発 1968 宮崎県 五ヶ瀬川 芋洗谷川 芋洗谷ダム 25.5 61 JNC 1930 土木遺産
※この「日本の重力式アーチダム一覧」の解説は、「重力式アーチダム」の解説の一部です。
「日本の重力式アーチダム一覧」を含む「重力式アーチダム」の記事については、「重力式アーチダム」の概要を参照ください。
- 日本の重力式アーチダム一覧のページへのリンク