日本の伍長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 08:10 UTC 版)
幕末、新選組で組長の下におかれた役職。 明治時代初めの仙台藩では、江戸時代の五人組を引きつぐものとして伍中という単位を設け、伍長を任命して統括させた(伍長 (仙台藩・宮城県))。 明治初期の大日本帝国陸軍における下士中の最下級の階級。「伍長一等」・「伍長二等」とに分かれる(当時は曹長・軍曹もそれぞれ一等・二等に分かれていた)。1879年(明治12年)10月10日改正「陸軍武官官等表」などに見られる。 1899年(明治32年)までの大日本帝国陸軍で憲兵分隊に置かれた職名。1899年12月1日以降は、階級としての伍長と混乱を避けるために「班長」と改称された。 1899年(明治32年)以降の大日本帝国陸軍における下士官の最下級の階級。軍曹の下、兵卒の上にある。1899年以前は二等軍曹と呼称した。 1899年(明治32年)10月25日勅令第411号(同年12月1日施行)により、陸軍武官官等表を改正し、旧「二等軍曹」が「伍長」と改称された。 海軍(海上自衛隊でも準用)においては、各部隊等の先任下士官等の職名又は俗称の一つ(先任伍長等)。 消防伍長 宮内省皇宮警察消防科職員の階級の一つ。
※この「日本の伍長」の解説は、「伍長」の解説の一部です。
「日本の伍長」を含む「伍長」の記事については、「伍長」の概要を参照ください。
- 日本の伍長のページへのリンク