日本のイタチ一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 03:43 UTC 版)
ニホンイタチ(イタチ) Mustela itatsi 【北海道・本州・四国・九州・南西諸島/日本固有種】 シベリアイタチの亜種とされることもある。北海道・南西諸島などでは国内外来種。西日本ではチョウセンイタチに圧迫され、棲息域を山間部に限られつつある一方で、移入先の三宅島などでは、在来動物を圧迫している。屋久島・種子島の個体群は、亜種コイタチ M. i. shoとして区別される。 シベリアイタチ(タイリクイタチ、チョウセンイタチ) M. sibirica, Kolinsky シベリアイタチ(コリンスキー レッドセーブル、コリンスキーセーブル、レッドセーブル、シベリアン ファイアセーブル) 尾毛は、画筆や書筆の高級原毛として使われる。弾力がありしなやかで、揃いが良く、高価。 チョウセンイタチ(亜種) M. s. coreana 【本州西部・四国・九州・対馬】 対馬には自然分布、それ以外では外来種。ニホンイタチより大型。西日本から分布を広げつつあり、ニホンイタチを圧迫している可能性がある。 イイズナ M. nivalis キタイイズナ(亜種、コエゾイタチ) M. n. nivalis 【北海道】 大陸に分布するものと同じ亜種。 ニホンイイズナ(亜種) M. n. namiyei 【青森県・岩手県・山形県?/日本固有亜種】 キタイイズナより小型であり、日本最小の食肉類である。 オコジョ M. erminea エゾオコジョ(亜種、エゾイタチ) M. e. orientalis 【北海道】 日本以外では、千島・サハリン・ロシア沿海地域に分布。平地では国内外来種のニホンイタチ・外来種のミンクの圧迫により姿を消す。 ホンドオコジョ(亜種、ヤマイタチ) M. e. nippon 【本州中部地方以北/日本固有亜種】 アメリカミンク(ミンク) M. vison 【北海道】北米原産の外来種。毛皮のために飼育されていたものが、1960年代から北海道で野生化した。平地でエゾオコジョ・ニホンイタチを圧迫している。養魚場等にも被害がある。
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