日本におけるO-Zoneの扱われ方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 07:52 UTC 版)
「O-Zone」の記事における「日本におけるO-Zoneの扱われ方」の解説
日本においても、2004年ごろからZIP-FMがヘヴィー・ローテーションしたことなどにより、知名度が上がりはじめた。なお、ZIP-FMのチャートでは2004年10月10日に初の1位を獲得して以後、2ヶ月近くにわたって1位を独占した上、1年近くたった2005年夏でもチャートインしていた。 更には「SMAP×SMAP」の「ホストマンブルース」のコーナーで取り上げられることで知名度は飛躍的に拡大し、ついには社会現象とまで呼ばれるようになった。2005年7月には「ミュージックステーション」に緊急生出演もしたが、Raduはちょうど妻の出産と重なってしまったため、DanとArsenieのみで出演した。だが、実際には来日より二週間ほど前にメンバーのオフィシャルサイトで誕生の知らせが既に公表されていたため、出演依頼を断ったのではという声もある。 なお、日本版『DiscO-ZONE』の曲名のカタカナ表記にはかなり間違いが多い。例えば、3曲目の「De ce Plang Chitarele?」は「デ・セ・プラン・チタレーレ」と表記されているが、ルーマニア語での実際の発音をカタカナで表記すると「デ・チェ・プルン(グ)・キタレーレ」に近くなる。 そして、歌詞カードに記されている1曲目の「Dragostea Din Tei」の歌詞は、実はUS盤DiscO-ZONEのボーナストラックであるMa Ya Hee(Dragostea Din TeiのEnglish.ver)の歌詞なのである。このEnglish.verの内容はルーマニア語で歌われているオリジナルの歌詞とはまったく異なるものである上、O-Zone解散の直接的原因と言われる曲のものであるため大きな問題となっている。 エイベックスが、あくまでも「Nu Mă, Nu Mă Iei」に意味がないように思わせたり(実際は「僕を、僕を連れて行ってはくれない」という意味がしっかり存在している)、「恋のマイアヒ」を英語に訳すと"Words of love"になるようにしたこと、また日本ではO-Zoneの本来の姿がほとんどマスメディアによって語られていないことから、日本で純粋にO-Zoneを愛しているファン達からは、こうしたavexの売り出し方に批判的な意見が多数噴出した。その後ファン達はルーマニアの公式サイトなどから情報を集めて独自のファンサイトを作り上げるまでに至った。なお、2007年6月1日放送の「探偵!ナイトスクープ」では、再び彼らの(マイアヒとは別の)空耳ソングが取り上げられていた。
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