日本での隆盛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 21:11 UTC 版)
この頃のパソコン分野は主に北米・欧州の西側先進国を中心に発展しており、それを追う日本では数年遅れて様々なディスクマガジンが登場することになる。日本におけるフロッピーディスクドライブの製造販売は1981年のソニーが最初であったが、数年で急成長し、1988年には世界市場の九割を席巻するほどの状態になる。このような状況で記録装置と記録媒体は技術革新と競争激化で年を追うごとにその価格を低下させてゆき、所有者は急増した。中でも安価なホビーパソコンであるMSXが手頃な価格でディスクドライブを搭載するようになった1980年代後半に登場したディスクステーションは、対応機種を変えながらも2000年まで長く続くこととなる。また、任天堂がファミリーコンピュータに後付のディスクシステムを出したため、家庭用機にもディスクマガジンが登場したが、その市場規模の割りに種類や号数はあまり出なかった。 この頃のディスクマガジンは、市販品のデモやかつて市販されたゲーム、手打ちでは到底不可能な大容量独自開発のゲーム、読者投稿の画像や音楽、デモ作品などを収録。コンピュータ時代の雑誌に相応しい内容となっていた。しかし、紙媒体の雑誌を越えるほどの影響力を持つものは現れなかった。
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