料金体系・機器側による要因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 09:53 UTC 版)
「ヒトカラ」の記事における「料金体系・機器側による要因」の解説
前述した通り、カラオケボックスの料金体系はかつて「一人あたりの利用時間」に応じて加算される「人数単位」ではなく、「一部屋あたりの利用時間」に応じて加算される「部屋単位」が主流であった。全国カラオケ事業者協会の「カラオケ白書」によれば、1997年当時のカラオケボックスにおける料金体系の採用率は「部屋単位」が67%、「人数単位」が23%であった。その後、2001年にはそれぞれ40%台で拮抗し、2006年には「部屋単位」が27%、「人数単位」が67%と逆転する形となっている。原因はカラオケ離れによって一組あたりの利用人数が減少したことにより「部屋単位」での加算システムでは割高感が生じるため、店舗側が料金体系の見直しを迫られたためである。この料金体系の変化をヒトカラ流行のきっかけとする指摘がある。全国カラオケ事業者協会では、料金体系の変化による要因が最も大きいものであるとしている。 その他、精密採点に代表される「採点機能」の強化によって一人で高得点を目指すという楽しみ方が生まれた点や、占い機能や動画撮影機能の搭載など、カラオケ機器の多機能化がヒトカラ増加の一因とする指摘がある。
※この「料金体系・機器側による要因」の解説は、「ヒトカラ」の解説の一部です。
「料金体系・機器側による要因」を含む「ヒトカラ」の記事については、「ヒトカラ」の概要を参照ください。
- 料金体系・機器側による要因のページへのリンク