文書について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 03:08 UTC 版)
「日本解放第二期工作要綱」の記事における「文書について」の解説
中国語原文は公開されていない。現在までのところ公表されているのは日本語で記述された文章のみであるが、「訳文」には段落記号に日本独自の表記であるいろは順が使われている箇所や、現代の中国大陸では用いられない縦書きを前提とした表現、その他適切な中国語訳のない日本独自の言い回しも随所に見られ、本書の信憑性に対して懐疑的な立場からは、実は最初から日本語で書かれていた可能性を指摘されている。文書の成立時期が田中内閣発足後の1972年7月6日以降、國民新聞での言及がその約1か月後の同年8月5日であることから、翻訳であるとするなら成立から流出、公開まではかなり迅速に進められたことになる。 日本語訳とされるものの全文は1974年に國民新聞社が小冊子として発刊し、またかつて存在していた國民新聞社の公式ウェブサイトで見ることができたほか、2002年には、國民新聞社と住所を同じくする別名義の出版社から発売された雑誌『動向』に掲載された。また2006年に保守論壇誌『WiLL』(ワック・マガジンズ)が掲載したこともあった。
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