文字列による表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 03:16 UTC 版)
文字列による表現については、例えば「和6、4.5、洋8、DK8」と表現された場合は、その住宅物件内に「6畳(帖)の和室」「4畳半の和室」「8畳の洋室」「8畳のダイニングキッチン」があることを示している。 各部屋の広さは「畳(じょう)」(「帖」とも表記される)単位であるが、同じ1畳でも京間、江戸間、団地間などで大きさが異なるため、部屋の広さを推測する際には注意が必要である。(畳#寸法も参照) 一方、「1K」「2DK」「3LDK」といった表現の場合は、冒頭の数字は「寝室」(として使える居室)の数を表し、後のアルファベットは、これらの「寝室」のほかに、 K - 「台所」(Kitchen) DK - 「食堂」(Dining room)と「台所」、または「ダイニングキッチン」(和製英語。Dining Kitchen) LDK - 「居間」(Living room)と「食堂」と「台所」、または前3者のうち2者を兼用した部屋と残り1者の部屋、もしくは「リビングダイニングキッチン」(和製英語。Living Dining Kitchen) といった部屋が少なくとも一つあることを示している。 また、納戸としての使用を想定した部屋(非居室)がある場合はこれをS(Storage)またはN(Nando)で表すが、1畳に満たない納戸や階段下が納戸として設定されている場合もある。 なお、「不動産の表示に関する公正競争規約」によれば、「DK」とは「台所と食堂の機能が1室に併存している部屋」をいい、「LDK」とは「居間と台所と食堂の機能が1室に併存する部屋」をいうとされる。したがって、例えば「食堂兼居間」1室と、それとは独立した「台所」が1室あるといった場合には、「LD・K」のように中黒を入れて表現することがある。 また、こうした文字列による表現では主な部屋の存在のみを表し、各部屋の相対的位置関係や、どの部屋がどの方角に向いているかなど、また「浴室」や「便所」といった部屋の有無については言及されないことがある。
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