文字列としての数値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/26 08:13 UTC 版)
「可変長数値表現」の記事における「文字列としての数値」の解説
文字(おもにアスキーコードが使われる)、ないしはBCD表現で数値の各々の桁を表現する。値の大きさを表現する方法として、数列の先頭に桁数を置く方法と、区切り文字ないしは終端コード(NUL文字がよく使われる。BCDでは0xffなどありえない値で代用する)を用いる方法がある。この表現は数値を表現する上でかなり効率が悪いが、異なる数値表現を使用するシステム間で確実に正確な値を伝達する方法として用いられる(伝達される双方のシステムがIEEE 754表現を採用してあったとしても、値を取り扱う際に有効桁外の丸め方法によっては誤差が生ずる)。いくつかのインタプリタ言語では数値を内部表現に変換せず、メモリが許す限り長精度の値を扱う実装がある。これらの言語は、例えばIEEE 754表現では扱うことが不可能な国家予算規模の数値を扱う場合に有利である。
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