数の数え方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 01:39 UTC 版)
詳細は「ウェールズ語の数詞」を参照 ウェールズ語で使われる伝統的な数の数え方は二十進法である。すなわち、20を基本単位にしている。これは標準フランス語における70(soixante-dix、逐語訳すると "六十・十")から99(quatre-vingt-dix-neuf、"四×二十・十九")までの数と同じである。11から14までのウェールズ語の数は "x on 十"(例えば、un ar ddeg: 11)、16から19までは "x on 十五"(例えばun ar bymtheg: 16)であるが、18はdeunaw(二つの九)である。21から39までの数は "1–19 on 二十"(例えば、deg ar hugain: 30)、40はdeugain(二つの二十)、60はtrigain(三つの二十)となる。この形式は、特に高齢者によって使われ続けており、特定の状況(時刻を耐える時や、序数)では義務的である。 十進法も存在し、これは比較的幅広く使われるようになってきたが、時間、年齢、日付を与える時はあまり使われない(序数がないのが特徴)。この体系はパタゴニア・ウェールズ語が発祥であり、その後1940年代にウェールズに取り入れられた。二十進法で39はpedwar ar bymtheg ar hugain("四 on 十五 on 二十")またはdeugain namyn un(二つの二十引く一)のこともあるが、十進法ではtri deg naw("三 十 九")である。 "一" を表わす単語 (un) は一つしか存在しないものの、"ll" または "rh" で始まるもの以外では、女性名詞の軟変異を引き起こす。数 "二"(dauおよびdwy)、"三"(tri および tair)、および "四"(pedwar および pedair))には男性形と女性形が存在し、これらは数えられる目的語の文法的性と一致しなければならない。数えられる目的語は複数形ではなく単数形で現われる。
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