数の範囲の拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 02:40 UTC 版)
当時の国定教科書では小1,2までで100以下の計算を教えていたが、廣田は「数は範囲の大小によって難易があるのではない。ある程度は〈数関係の難易〉にある。したがって教材の配列は〈数関係の難易〉によらなければならない」と主張した。たとえば繰り上がりのない「26+43」の方が繰り上がりのある「6+8」よりもやさしいというようなことである。廣田はさらに「100以上の数の計算は筆算によらねばならない。筆算で計算するときは数の範囲は無限大である。なぜなら数を横に見るときは大数であっても、筆算の加法で縦に見ればきわめて容易になる」と述べている。
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