教育法「ナガヌマ・メソッド」
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「長沼スクール」の記事における「教育法「ナガヌマ・メソッド」」の解説
東京日本語学校は、「ナガヌマ・メソッド」と呼ばれる教授法を取り入れている。創立者の長沼直兄が開発した「修正直接法」(通称:ナガヌマ・メソッド)は、(a)媒介語の使用を排除せず、(b)導入や定着練習で「問答法」という発話を促進するための指導技法を用いて、日本語の会話力を伸ばそうとするものである。具体的には; 教室内では、日本語のみを使用する。 一日45分×4限の授業として、一日の最後の授業に、新しい課の導入がされ、翌日の1.2限にその練習を行う。前日に導入を行い、午後自宅で復習し、翌日2倍の時間をかけて練習することになる。 「ティーム・ティーチング」。3人の教師がチームを組んで、それぞれが担任する3クラスを3人がローテーションを組んで教える。1〜3限の授業を順々に各クラスで1コマずつ担当し、4限の授業は1限目のクラスに戻る。チーム内の教師間の学び合いを通じてそれぞれの教師の成長を意図したものであると同時に、学生は3人の教師の日本語に接することになる。 「玉手箱」と称する箱があり、教室で導入や練習をする際に使える色紙や長さの違う定規などが入っていた。 紙芝居の箱のような木製であった。 1952年以来の木造の校舎時代、教室にはインターフォンがあった。教室での授業の様子がマイクを通して校長に聞こえていて、教師の育成に活用されていた。1995年の木造校舎取り壊しでインターフォンもなくなった。
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