政治団体・宗教団体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 00:58 UTC 版)
政治思想団体や宗教団体が主に大学内で本来の目的を隠して活動のために結成もしくはこれらの団体構成員によって組織運営の主導権が握られた団体で、多くの場合は表向き大学非公認の有志による活動という形を取っているが、実際には各団体からの指示に基づいて行動していることが多い。 偽装サークル一般の性質・特徴 偽装サークルは、人員・資金・活動拠点の一部またはすべてを確保するために作られることが多い。人員確保 勧誘時期は大学の合格発表の時期や入学式で、内部事情に詳しくない段階に操作された情報を与え、周囲から隔離した状況をつくり心理的に抜けづらい状況へ持ち込むためにマインドコントロール的な手法を使用することがある。 資金確保 サークル運営費用などの大学側・学生団体などから提供される資金や学祭などのイベントでの売り上げなどからある程度を上位組織に上納することがある。 活動内容 大学内での活動より学校外での活動を重視していたり、活動が勧誘時とまったく違うことがある。 活動拠点 20代後半以降の人物が寝泊まりしていることがある。ただし、偽装サークルでないサークルにおいても浪人や留年、大学院生など20代後半以降の人物が所属している場合があり得る。 特定の政治思想団体や宗教団体の主張を支持する旨が書かれたビラや書籍が大量に保管されている場合がある。場合によっては、ヘルメットやゲバ棒、祭壇や仏壇などが保管されている場合もある。 大学側から公認されていない団体の場合、大学近辺の民家やマンション、アパートなどを活動拠点にしている。 これらの拠点が、公的な機関を含んで対立する団体・組織から監視・盗聴などを受けている場合がある。 団体の性質・特徴 マスコミで取り上げられる宗教団体による偽装サークル、そうでない宗教団体による偽装サークルのいずれの場合でも、社会的な軋轢を生んでいる場合があるので、十分注意する必要がある。 宗教団体による偽装サークルが大学内の公認サークルになることもある。 政治思想団体などの性質・特徴 過去に、学生自治会などの学生団体が政治思想団体などによって偽装サークル化した事例がある。なお、中には偽装サークル化したまま現在まで至っている学生団体もある。 学生団体の主導権を握ることを目的として、部・同好会・サークルなどの団体を偽装サークルとすることもある。
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