放送時間短縮との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:23 UTC 版)
「NHK高校講座」の記事における「放送時間短縮との関連」の解説
詳細は「NHK教育テレビジョン#地球温暖化対策」を参照 2008年7月、当時NHK会長だった福地茂雄は定例会見で、環境問題に配慮して教育テレビの更なる放送時間短縮を検討していることを明言した。4月の段階で既に二酸化炭素排出量削減を目的として実施することを番組で明らかにしていた。 それに呼応するかのように、番組のサイトで一般向けにも放送内容のストリーミング配信を行っている(著作権の関係で一部は改変)。午前の学校放送もデジタルコンテンツ化の影響により放送時間が削減されたことから、2007年度分の放送(2008年9月までで終了)を以ってライブラリー終了になるのではとの見方もあったが、2008年10月以降も経過措置として放送を継続していた。 しかしNHKは、テレビデジタル化によるメディア体系・コンテンツ提供手段の抜本的見直しを打ち出しており、“NHKオンライン”や“NHKオンデマンド”などによるストリーミング配信を更に強化。ワンセグ放送対応の第三世代携帯電話が徐々に普及していることを受け、ワンセグ放送による独自番組としての提供も選択肢となっており、打ち切りの可能性が消えたわけではなかった。 実際に、『ベーシック10』については、デジタル12セグ・アナログではなく、“NHKワンセグ2”でのアンコール放送となった。 小学校向けの『学校デジタルライブラリー』は、時間短縮のあおりで教育テレビでの放送が2008年9月で終わっている。BS 2での放送は継続されていた。 そして地上テレビのアナログ放送完全終了に伴い、2012年度改編で遂にテレビの深夜放送は打ち切られ、デジタル放送における本枠をマルチ編成化して12セグデジタルマルチ3チャンネル(デジタル023)における放送へ完全に移行した(基本的に14時台、木曜と金曜は15時台前半も。なおラジオ第2は従来どおり23:40-24:40で維持する)。なお、2011年度はそのテストとして1日の放送開始直後にマルチ編成を利用した裏放送が行われた。ネット利用拡大についても引き続き検討を進める。 NHKでは3大都市圏以外でもデジタル放送の深夜完全停波実施を検討しており、その場合連日少なくとも3時間は電波が出ない時間帯が発生することとなり、その分の電力消費が抑えられる計算となる。なおアナログ放送については大半の局で深夜完全停波を実施していた。
※この「放送時間短縮との関連」の解説は、「NHK高校講座」の解説の一部です。
「放送時間短縮との関連」を含む「NHK高校講座」の記事については、「NHK高校講座」の概要を参照ください。
- 放送時間短縮との関連のページへのリンク