放射線被ばくリスクについて講演会で説明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/18 01:15 UTC 版)
「福島県放射線健康リスク管理アドバイザー」の記事における「放射線被ばくリスクについて講演会で説明」の解説
2011年3月19日 山下俊一は、福島市で放射線量が他市町村より高い数値を記録し、水道水から放射性物質が検出されていることについて、放射性ヨウ素の半減期が8日であることや実際に体内に取り込む量が極めて少ないとし「健康にはまったく心配ない」と強調した。福島市で数値が高くなっていることついては「放射能は均一に広がるものではなく、気象条件や地形によって変わってくる」と述べた。また、チェルノブイリで20年間活動してきた経験やデータを基に、屋内退避エリアを20~30キロ圏内とした国の指示を「妥当な判断だった」との考えを示した。一方、「県民にもっと早く情報を提供すべき」と、国の情報公開の遅さも指摘した。 3月21日福島市、3月22日川俣町、3月23日会津若松市、5月3日二本松市など、県内各地の一般市民向け講演会で講師を務めた が、講演内容に対し、子どもたちを放射能から守る福島ネットワークやグリーンピースジャパンなど7つの市民団体より一部アドバイザーの解任を求める動きが生まれた。 2011年4月21日 、本宮市で県放射線健康リスク管理アドバイザー講演会が開かれ、会場は約500人の市民らで満員になった。高村昇は「必要以上に神経質になることはない」とし、「正しい情報に基づき、落ち着いて行動することが重要」と語った。 2011年4月25日 郡山市が原発事故による県の放射線量調査で数値が高かった市内の小中学校、保育所の校庭・園庭について、5センチ程度の表土を除去する独自の対策を県内で初めて実施する事を発表した。県放射線健康リスク管理アドバイザーを務める神谷研二広島大原爆放射線医科学研究所長は「半減期の長いセシウムは土の表面にたまりやすいため、表土の除去は放射線量減少に効果があるのは間違いない」と話した。
※この「放射線被ばくリスクについて講演会で説明」の解説は、「福島県放射線健康リスク管理アドバイザー」の解説の一部です。
「放射線被ばくリスクについて講演会で説明」を含む「福島県放射線健康リスク管理アドバイザー」の記事については、「福島県放射線健康リスク管理アドバイザー」の概要を参照ください。
- 放射線被ばくリスクについて講演会で説明のページへのリンク