ほうしゃせん‐はっせいそうち〔ハウシヤセンハツセイサウチ〕【放射線発生装置】
放射線発生装置
静電場を利用した加速器として、コック・クロフト・ウォルトン、バンデ・グラーフなどがある。バンデ・グラーフは、静電場を1回加速に利用するシングルエンドと2段の加速機構によりさらに高エネルギーまで加速できるタンデム加速器がある。
高周波電場を利用する加速器として、直線的な軌道で1回加速するリニアック、荷電粒子を磁場中で回転させつつ一定周期で繰り返し加速させるサイクロトロン、荷電粒子の軌道を磁石で制御しつつ一定の円形軌道を周回させて繰り返し加速するシンクロトロンなどの種類がある。
素粒子、原子核や物性の研究等の学術研究、診断、ガン治療、放射性医薬品の製造等の医学利用、滅菌、材料改質等の工業利用等が行われている。
放射線発生装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/12 04:28 UTC 版)
「放射性同位元素等の規制に関する法律」の記事における「放射線発生装置」の解説
サイクロトロン、シンクロトロン等荷電粒子を加速することにより放射線を発生させる装置で別途指定されたもの。表面から10cm離れた位置(≒電離箱サーベイメータを装置表面に押付けた時の電離箱中心と表面との距離)における最大線量当量率が0.6μSv/h(約1mSv/年)以下であるものは除く。
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