放射線療法後の抜歯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/20 05:38 UTC 版)
「放射線性骨壊死」の記事における「放射線療法後の抜歯」の解説
放射線療法後に抜歯を行う必要がある場合はレコメンドがなされる 。放射線性骨壊死のリスク評価は、放射線量、部位、および抜歯の難易度に基づいてなされる。 リスクと初期兆候に関する情報は全て患者に提供する。 レコメンドの概要は以下の通りだが、抗生物質の最良のレジメンと高圧酸素療法(HBO)の使用についてはいくつもの議論がある 。 抜歯前の0.2%クロルヘキシジン口内洗浄液の投与 抜歯1時間前の経口抗生物質3g(アレルギーの場合クリンダマイシン600mg)の投与 アモキシシリン250mgを3回/日、またはメトロニダゾール200mgを3回/日、術後3〜5日間の投与 抜歯の侵襲をできるだけ抑え、動揺歯を抜くのみにとどめる 最小限の骨膜弁の使用・歯槽切除術による硬い歯の一次閉鎖 経験豊富な術者を用いる 可能であれば、高放射線領域の下顎臼歯に対する術前の高気圧酸素療法 抜歯後5日間の観察、および治癒までの毎週の観察
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