携帯型GPSとは? わかりやすく解説

ハンドヘルドGPS

(携帯型GPS から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/28 03:14 UTC 版)

ハンドヘルドGPSは、電池で駆動し手に持って携帯しながら使えるGPS受信機である。

単機能の製品

単機能のハンドヘルドGPSは、現在位置(緯度経度)、移動軌跡等を液晶ディスプレイに表示したり、移動軌跡を内蔵メモリーに保存する機能を持ったGPS受信機である。地図を入れ替えることで世界各国で活用できるものが多い。米国ガーミン社のeTrexが代表的な製品である。

最近では詳細な地図をインストールすることで細かい路地まで表示したり、移動軌跡をSDメモリーカードに保存できたり、簡単なナビゲーションの機能を持つものなどが登場している。

携帯情報端末

WAAS/EGNOSをサポートするSiRFstarIIIチップベースの20チャネルGPSレシーバー。

カーナビなど

PDAと一体化させることで、小型のカーナビともいえる高機能を実現した製品もある。PNDと総称される。

携帯電話・スマートフォン

国内、海外を問わずGPS受信機を内蔵した携帯電話が一般化している。付近の店舗情報を検索したり、さらにカーナビゲーション、乗換ナビゲーション、徒歩ナビゲーションなどの統合ナビゲーション機能を提供する。児童の誘拐防止など様々な活用がなされている。

周辺機器としてのGPS

ノートパソコン、PDA、携帯電話に接続することで、それらにGPSの機能を追加する製品もある。ほとんどの製品はUSBBluetoothで接続する。

製品

高感度な製品

ハンドヘルドGPSは小型に作る必要があるため、アンテナの性能が低くなる。また、携帯して使用するため人体の影響を受けるほか、適正な仰角での保持も難しく、辛うじて実用になる状態であったが、従来よりも高感度なSiRF社のStarIIIチップを採用した製品も登場している。

特定用途に特化した製品

登山用、ジョギングサイクリング用、ロギング(移動軌跡の記録)用など、用途を特化し機能を充実させた製品も登場している。

より小型な製品

GPS腕時計タイプなど、さらに小型な製品も登場している。

業務用途の製品

測量用、軍事用の製品がある。

GNSS対応製品

アメリカのGPSだけでなく、他の衛星測位システムGLONASSGalileoBDSなど)に対応したものを、区別してGNSS受信機(ハンドヘルドGNSS)と呼ぶ事もある。ただし、そのような場合でも代名詞的に”GPS"と総称される場合もある。

メーカー


携帯型GPS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 22:37 UTC 版)

熱気球」の記事における「携帯型GPS」の解説

最近では、携帯型GPSが搭載されることが多くなっている。風に乗って飛行するため、正確な対地速度飛行方向等を表示させられるGPS高度計などに続く重要な計器となっている。特に、熱気球競技においては必需品となっており、飛行航跡大会側が管理するためにロガーとしての搭載強制となっている競技もある。さらに、GPSパソコン接続することによって、飛行航跡、高度、時間等のログ管理することができるソフトウェア活用されている。ガーミン製のものが多く使用されている。

※この「携帯型GPS」の解説は、「熱気球」の解説の一部です。
「携帯型GPS」を含む「熱気球」の記事については、「熱気球」の概要を参照ください。

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