排水機能増強と河川改修
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/22 14:52 UTC 版)
「高谷川 (利根川水系)」の記事における「排水機能増強と河川改修」の解説
市街化の進行で地盤沈下が起こり、外環道建設により更なる排水量増大が予想されるため、水位上昇への対策を講じる必要性が出た。そのため1998年(平成10年)度より老朽化の進む下流部の水門・排水機場の増強を行う事業(総事業費8,000万円)が2015年(平成27年)3月まで進められた。既存の水門を撤去する代わりに、毎秒40立方メートルの流量に対応できる水門を新設。また既存の排水機場(毎秒7.4立方メートル)を撤去する代わりに、その下流部に毎秒12立方メートルの排水機場が新設された。 一方で2003年(平成15年)8月14日から8月16日にかけての大雨により、溢水を起こした高谷川の護岸が100m程にわたり水圧により決壊、道路が陥没する事故が起きた。護岸は1978年(昭和53年)に施工された矢板で、護岸脇に鉄板を設置することで仮対応している。隣接家屋への被害はなかったが、設備は老朽化が進み追加の護岸工事が待たれる状況である。千葉県と市川市の協議により2007年(平成19年)度に時間雨量50mmに対応できるような雨水整備の方針を決め、前述の排水機能増強とともに河川改修や湛水域掘削を進めている。市川市側は真間川の北原木排水機場強化とともに、真間川へも効果的に排水できるような流域の排水系統整備を行っている。
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