指の本数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:01 UTC 版)
動物の種によって、また生まれ付いての突然変異によって指の本数は変わってくる。 人の指の数は一つの手足に対して5本である。それ以外は奇形として扱われ、「多指症」「合指症」「欠指症」などの名称で呼ばれている。また、指先の長さが短い物も「短指症」という奇形であり、オルブライト遺伝性骨異栄養症などの影響によって、特に手の親指の爪が、足の親指と同じ形状となって現れる。 動物の指の数は進化の分岐と共に分かれ、種によって指の本数が異なる。偶蹄目は第三趾・第四趾が発達し他は退化、奇蹄目とされるウマは第三趾のみ発達し他は退化。鳥類はダチョウが2本の指で、走行を主とした機能を果たしている。それに対し他の鳥の多くが4本指で前後逆向きについており、指でモノを挟むことができるようになっている。パンダは5本に加え、こぶが1本あり、指が6本あるように見える。イヌは親指の爪は狼爪と呼んでいる。バクは前肢4本後肢3本、サイは3本と、種によって指の本数は大きく変わる。
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