技術導入契約とは? わかりやすく解説

技術導入契約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 15:20 UTC 版)

福島第一原子力発電所1号機の建設」の記事における「技術導入契約」の解説

1966年6月22日GE日立東芝の3社で核燃料加工を業とする日本ニュークリア・フュエル(JNF)社を設立する契約と共にGEから東芝日立別々に原子力発電システム技術導入する契約結ばれる報じられた。 従来火力発電技術導入では、50kW60kWといった容量ごとに契約するワンポイント方式取っていたが、この時の導入契約では原子力発電プラント構成する機器全般対象とし、1981年までの契約期間下記技術情報GEから提供される内容であった原子炉システム基礎工学についての資料 今後GE社受注する原子炉システムシステムエンジニアリング資料 技術導入契約期間中GE原子力事業部が製造する原子炉構成品の内、合弁会社製造するものを除いた製品について製造関係資料 特許実施権カナダを除く世界各国で非独占実施権および構成品製造し販売する排他的実施権付与するとした。対価一時金100万ドル原子炉本体最初10万kWは1kW当たり3ドル次の10万kW分は1kW当たり2ドルなどと取決めされた。これらの契約調印後日本政府認可申請し認可を受け次第正式に発効する予定であったその後日立東芝1967年4月に技術導入契約をGE締結した5月とする報道もある)。また『日刊工業新聞』によると1967年秋、東芝日立一次系(原子炉蒸気出口までの配管系)機器システム・エンジニアリングについて、GE技術提携結んだとされている。

※この「技術導入契約」の解説は、「福島第一原子力発電所1号機の建設」の解説の一部です。
「技術導入契約」を含む「福島第一原子力発電所1号機の建設」の記事については、「福島第一原子力発電所1号機の建設」の概要を参照ください。

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