打越橋とは? わかりやすく解説

打越橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/24 13:08 UTC 版)

打越橋
基本情報
日本
所在地 神奈川県横浜市中区
交差物件 横浜駅根岸道路
用途 道路用陸橋
路線名 市道中村山手線
管理者 横浜市道路局
設計者 横浜市土木局
施工者 横浜船渠
竣工 1928年8月9日
座標 北緯35度26分0.4秒 東経139度38分20.1秒 / 北緯35.433444度 東経139.638917度 / 35.433444; 139.638917
構造諸元
形式 上路式2ヒンジ鋼ランガー橋
材料
全長 38.37m
8.1m
高さ 12.47m
最大支間長 22.8m
地図
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示

打越橋(うちこしばし)は神奈川県横浜市中区打越26番地~山手223番地[1]にあるアーチ橋関東大震災の復興事業で横浜市内に建設された178本の橋梁の一つ。橋の南側は南区唐沢に隣接する。

打越の霊泉

1923年9月1日に発生した関東大震災の後、かつて牛島山と呼ばれた丘に多くの避難民が住むようになった。丘の上への交通を確保するため、切通しにして幹線道路(横浜駅根岸道路)と横浜市電を通した。その際に丘の上の生活道路が切通しで分断されるために架けられた跨道橋が打越橋である。総工費は87362円84銭で、竣工当初は淡いピンク色に塗装されていたが、のちに鮮やかな朱色に塗りかえられた。切通しの開削で生じた土砂は、山下公園の造成に使われた[2]。市電は1971年に廃線になり、現在は横浜駅根岸台を結ぶ横浜市営バス103系統が運行されている。本橋にほど近い丘の麓には、打越の霊泉と呼ばれる湧水が出ている。

1990年度にはかながわの橋100選[3]2003年度には横浜市認定歴史的建造物[4]2015年度には山手隧道桜道橋西之橋谷戸橋とともに「元町・山手地区の震災復興施設群」として土木学会選奨土木遺産に認定された[5]

打越橋からの夜景

夜景の名所として知られ、北側に横浜ランドマークタワーをはじめとするみなとみらい地区の高層ビル群を見ることができる。

付近

交通

脚注

  1. ^ 横浜市認定歴史的建造物 打越橋”. 横浜市都市整備局企画部都市デザイン室 (2010年3月22日). 2017年4月13日閲覧。
  2. ^ 横浜打越橋の遺構調査研究」『平成11年度土木学会関東支部技術研究発表会講演概要集』第27巻、土木学会、2000年、626-627頁。 
  3. ^ 打越橋(横浜市南区)”. 神奈川県県土整備局 道路部 道路企画課 (2011年3月1日). 2017年4月13日閲覧。
  4. ^ 横浜市認定歴史的建造物一覧”. 横浜市都市整備局 (2017年2月10日). 2019年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月12日閲覧。
  5. ^ 元町・山手地区の震災復興施設群”. 土木学会 (2015年). 2017年4月12日閲覧。

座標: 北緯35度26分0.4秒 東経139度38分20.1秒 / 北緯35.433444度 東経139.638917度 / 35.433444; 139.638917





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「打越橋」の関連用語

打越橋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



打越橋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの打越橋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS