所内の組織体系と業務
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 18:36 UTC 版)
当車両所の業務内容について組班名業務内容1組台車 車体上げ、車体載せ、車体移動、自動連結器など下回り機器の脱着台車、走り装置の艤装、クレーン運転など 輪軸 車軸超音波探傷、磁粉探傷、輪軸検修、車軸受金の削正など 回転機 主電動機及び補助電動機検修(解体、整備・調整、組立、試験)など 仕上げ 輪軸、基礎ブレーキ、減速機、推進軸、軸箱車軸受金などの車両からの取り外し部品の分解、仕上げ、組立、ばね検修など 鉄工 車体外板修繕、溶接、改良工事、ブレーキ部品の盛金、EH500形ユニットブレーキ検修など 2組電気 電気配線、電気機器解艤装 艤装 空制機器の解艤装、運転室、機械室、各室内上回り機器、部品の解艤装、クレーン運転など 高圧弱電 弱電部品(ATS車上子など)、継電器、遮断機検修、弱電部品の各種試験など 空制 空制部品検修 1987年4月1日に発足した当車両所は、旧・大宮工場の機関車職場をJR貨物が継承し、主に、関東支社、東海支社の所属機関車の重要部検査・全般検査、更新修繕などを担っている。 実際に検査・修繕業務を行う組織は、 車体外装などを受け持つ1組→台車班・輪軸班・回転機班・仕上げ班・鉄工班 電気機器などを受け持つ2組→電気班・艤装班・高圧弱電班・空制班 と2組に分かれ、その下に「○○班」と呼ばれる担当グループが置かれている。各組、各班の業務内容については、右表を参照。 全般検査で入場した車両は、まず解体から始まり、車体、装置、機器、走り装置などに分類され、 車体は修繕→塗装→艤装→車体載せ 装置・機器は部品検査・修繕→艤装→車体載せ 走り装置は台車検査・修繕→台車部品組立→車入れ→車体載せ と上記のような具合で、業務は分業が進んでいる。なお、ディーゼルエンジンなどの一部の検査・修繕や、塗装については、他社委託となっている。
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