戦後、特殊教育の時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 05:32 UTC 版)
「特別支援教育」の記事における「戦後、特殊教育の時代」の解説
1946年 大和田国民学校(東京都渋谷区)に養護学級開設 戦後最初の特殊学級の復興。 1947年 教育基本法・学校教育法公布 盲学校・聾学校への就学が義務制になる(施行は1948年度から)。 1950年 山梨県立盲学校、盲聾重複障害児の教育を開始 1950年 門司市立白野江養護学校創設 最初の公立病弱養護学校 1953年 文部次官通達 「教育上特別な取り扱いを要する児童・生徒の判別基準」 6種類、4段階の基準 と、教育措置 が示される(“分離教育”の法的根拠)。 1956年 大阪府立養護学校・愛知県立養護学校創設 最初の公立肢体不自由養護学校。 1957年 東京都立青鳥養護学校創設 最初の公立精神薄弱(当時)養護学校 1958年 盲・聾学校学習指導要領公布。 1958年 仙台市立通町小学校に言語障害学級設置 この頃から、小学校に吃音症の矯正を目的とした「言葉の教室」や「言語治療教室」が設置され始める。戦前にも同種の矯正所が設置されていた[要出典]。 1963年 精神薄弱養護学校学習指導要領公布 文部省事務次官通達として公布される。 1963年 大阪市立本田小学校に弱視学級設置 1978年 初等中等教育局長通達「教育上特別な取扱いを要する児童・生徒の教育措置について」 いわゆる309号通達。教育措置としての就学免除・就学猶予が原則として廃止される。 1979年 養護学校義務化 「学校教育法中養護学校における就学義務及び養護学校の設置義務に関する部分の施行期日を定める政令」による。 同時に訪問教育制度が実施される。 このころから自閉症が情緒障害として位置づけられ、特殊教育の対象となる。 1987年 筑波技術短期大学の開学 1993年 学校教育法施行規則改正。文部省、「学校教育法施行規則第73条21第1項の規定による特別の教育課程」告示 通級による指導(いわゆる『ことばの教室』)の規定・制度化。
※この「戦後、特殊教育の時代」の解説は、「特別支援教育」の解説の一部です。
「戦後、特殊教育の時代」を含む「特別支援教育」の記事については、「特別支援教育」の概要を参照ください。
- 戦後、特殊教育の時代のページへのリンク