性同一性およびその表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 07:31 UTC 版)
「インドネシアにおけるLGBTの権利」の記事における「性同一性およびその表現」の解説
「en:Legal aspects of transsexualism」も参照 トランスヴェスタイトやトランスセクシャル、トランスジェンダーに対するインドネシア国内での地位は複雑な状況にある。異性装自体は違法とされているが、美容産業や芸能産業に従事するトランスジェンダーの人々に対しては世間的に寛容な面もあり、最も著名な人物にトークショーのホスト Dorce Gamalama がいる。しかしながらトランスジェンダーの人々を差別やハラスメントから保護する法的制度は無い。また国内での性転換手術の実施や、転換後に法的な性別変更も認められていない。 トランスジェンダーの人々に対する差別やハラスメントおよび暴力は、稀なケースではない。このため彼らの中でも性自認を隠さない人々は正当な雇用先を確保することが難しく、生活のために売春やその他の違法行為をせざるを得ない状態に置かれていることもしばしばある。 イスラム教のインドネシアウラマー会議は、トランスジェンダーの人々は生まれ持った性別で生きることを規則として定めた。「彼らが治療や教えによる救いを望まないのであれば、嘲笑や苦しみを味わうことを覚悟しなくてはならない」と語った。2012年に50歳のトランスジェンダー Yuli Retoblaut はインドネシアの人権委員会の代表に就任した 。インドネシアでは「男らしくする」として12人の男性の髪を勝手に切ることも行われる。
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